Press release
Japan
March 8, 2017

エボニックとフォワードエンジニアリング、合弁会社 VESTAROを設立

~自動車産業向け、車体構造の軽量化における提携~

• エボニックは複合材料を用いた自動車の量産化へ更に貢献
• 自動車業界の顧客に、技術コンサルティングおよびそれぞれの顧客のニーズに最適化した材料を提供

エボニック インダストリーズとフォワードエンジニアリングは合弁会社のVESTARO GmbH(ベスタロ GmbH)をドイツのミュンヘンに2016年7月11日付で設立しました。両社はこの合弁会社設立により複合材料の量産化を目指し、その実現を進めます。「すでに数年間、私たちは自動車メーカーが求める軽量化に貢献する材料の開発サポートを実施していますが、このVESTARO設立は、エボニックにとって、自動車メーカーとのパートナーシップを更に強化する重要な一歩となるでしょう」とエボニック クロスリンカーズ事業部の統括責任者であるロベルタ・ヴィラケラーが述べています。

VESTAROの主な事業領域は、技術コンサルティングの提供、および、効率的な製造を可能にする最適な樹脂マトリックス組成を個々のお客様の要望に合わせて選択し、提供することです。VESTAROの本部長であるライフ・イッカート、は「合弁事業で私たちはエンジニアリングとスペシャリティケミカルズのノウハウを統合したソリューションを提供できます。つまり、より良い、適切な複合材料マトリックスと幅広く専門的なサービスを私たちは提供します」。

エボニックはエポキシ樹脂成形向けアミン系硬化剤(VESTAMIN®) および、ポリウレタン成形向けのイソシアネート(VESTANAT®)に関するノウハウを新会社の材料開発に活用しています。フォワードエンジニアリング(元Roding Automobile GmbHのエンジニアリング部門)の複合材設計における開発ノウハウと合わせ、軽量化された車体構造の量産化を目指し、開発を進めます。

VESTAROはエボニックとフォワードエンジニアリングの共同経営になっており、エボニックは49%の持ち株を保有し、フォワードエンジニアリングは51%の持ち株を保有しています。取締役は エボニック リソースエフィシエンシー GmbHの
ハンズ・ゴリツアーとフォワードエンジニアリングGmbHのロバート・マイアーです。

www.vestaro.com


(このプレスリリースは2017年3月7日にドイツで発表されたものの翻訳版です)

エボニック インダストリーズについて

ドイツのクリエイティブな産業グループであるエボニックは、スペシャルティケミカルの世界的リーダーです。利益をともなう成長と企業価値の持続的な向上は当社の企業戦略の要です。また世界のメガトレンドである、健康と栄養、資源の効率化、そしてグローバリゼーションに呼応する形で事業をおこなっています。エボニックの強みは、革新的な能力と統合的な技術プラットフォームです。
エボニックは100ヶ国以上で事業を展開しており、2016年度は34,000人以上の社員を有し、総売上高は約127億ユーロ、EBITDA(金利・税金・償却前利益)は約21.65億ユーロを計上しました。

リソースエフィシエンシーについて

リソースエフィシエンシー事業は、リソースエフィシエンシーGmbHにより運営されており、エネルギー効率に優れると共に、環境に優しい高性能材料を自動車、塗料コーティング、接着剤、建設その他の産業に提供しています。この事業部門会社は、約8,900人の社員を有し2016年には44億ユーロの売上高でした。

フォワードエンジニアリングについて

フォワードエンジニアリングは、2016年3月にローディングオートモーティブにより設立された自動車産業向けに軽量構造と複合材料を提供する先進的なグローバルエンジニアリングパートナーです。本社所在地はドイツのミュンヘンです。フォワードエンジニアリングは自動車と機械産業におけるグローバルな顧客に対しての総括的なエンジニアリングパートナーであり、エンジニアリング、材料及び製造プロセスの適切な選択並びに複合材料業界での広汎で有用なネットワークを有するユニークな企業です。
www.foward-engineering.com

免責事項

このプレスリリースに記載されている見通しや期待、または将来の予測に関する記述は、既知または未知のリスクと不確実性を含む可能性があります。実際の結果や発展は事業環境の変化により異なる場合があります。エボニック インダストリーズ AGはこのリリースに含まれる見通し、期待、記述に関して、更新の義務を負いません。