Press release
Japan
May 12, 2017

エボニック、非経口製剤送達技術主要企業としての地位を強化

~Evonik Transferra Nanosciences製品を日本初展示~

 「in-PHARMA JAPAN」 出展
【会期:2017年6月28日(水)~ 30日(金)、会場:東京ビッグサイト】

• カナダのバイオテクノロジー企業、Transferra Nanosciences Inc. の買収を昨年8月に完了
• リポソーム薬物送達システムなどの製薬会社顧客向けに技術ポートフォリオを拡大
• 非経口製剤のプロトタイプ特定から商業生産まで幅広いサービスを提供

エボニック インダストリーズ(本社:ドイツ、エッセン)は、2016年8月末日に、バイオテクノロジー企業、Transferra Nanosciences Inc.(旧称Northern Lipids Inc.)の買収を完了しています。これにより、薬物送達システム開発における主要サービス提供会社として、エボニックのヘルスケア事業部門の地位はますます揺らぎないものになりました。カナダのバーナビーを拠点とする受託開発と受託製造の統合も、順調に進んでいます。Transferraはエボニック カナダ Inc.の子会社となり、Evonik Transferra Nanosciencesという名称で事業を展開しています。

Transferraはリポソームを用いた薬物送達システムにおいて独自の専門技術を持ち、非経口製剤に関して、製品とサービスを豊富に提供しています。 同社の買収によって、エボニックの非経口製剤のポートフォリオはさらに拡大され強固なものとなりました。

エボニックのヘルスケア事業部門は、経口固形製剤の処方開発および治験薬や商業生産、溶出・放出制御製剤向けの医薬品添加剤(EUDRAGIT®、 RESOMER®)に関する技術とサービスの提供において、業界内で上位にランクされています。

エボニック ニュートリション&ケアGmbH副社長でありヘルスケア事業部門の責任者であるジャン=リュック・エルボー博士(Dr. Jean-Luc Herbeaux)は、次のように説明しています。「リポソームの薬物送達システムにおいて大手であるTransferraを我が社の一員として迎え、エボニックは製薬業界にこれまで以上に貢献することが可能になりました。これにより、エボニックは経口固形製剤だけでなく、高薬理活性を有する低分子化合物から核酸医薬品ならびにペプチドなどの合成高分子の化合物を基盤とした注射剤の処方開発および治験薬製造、商業生産を行う企業の唯一のパートナーとしての地位を確立します」。

 
エボニック ジャパン株式会社(代表取締役社長・ヴォルフガング・カスター、本社:新宿区)は、2017年6月28日(水)~ 30日(金)に東京ビッグサイトで開催されるin-PHARMA JAPAN(主催:リード エグジビション ジャパン(株))に出展し、Evonik Transferra Nanosciences製品を日本で初展示します。 

(このプレスリリースは、2016年9月26日にドイツで発表されたものの抄訳版に一部、加筆しています。)

エボニック インダストリーズについて

ドイツのクリエイティブな産業グループであるエボニックは、スペシャルティケミカルの世界的リーダーです。ニュートリション&ケア、リソース エフィシエンシー、パフォーマンス マテリアルズの部門で事業を展開しています。エボニックの強みは、革新的な技術力と統合的な技術プラットフォームです。 エボニックは100ヶ国以上で事業を展開し、2016年度は35,000人以上の社員を有し、総売上高は約127億ユーロ、EBITDA(金利・税金・償却前利益)は約21.65億ユーロを計上しました。

ニュートリション&ケアについて

ニュートリション&ケアは、エボニックニュートリション&ケアGmbHが主導しており、日常生活に欠かせない日用品、畜産動物の栄養、ヘルスケアに関する製品を提供しています。このセグメントは約7,500名の従業員を有し、2016年度は約43億ユーロの売上を計上しました。

免責事項

このプレスリリースに記載されている見通しや期待、または将来の予測に関する記述は、既知または未知のリスクと不確実性を含む可能性があります。実際の結果や発展は事業環境の変化により異なる場合があります。エボニック インダストリーズ AGはこのリリースに含まれる見通し、期待、記述に関して、更新の義務を負いません。