Press release
Japan
February 19, 2018

エボニック、アクゾノーベルと電解質膜事業を開始

• ドイツの新プラントで水酸化カリウム溶液、塩素、水素の製造開始
• 環境負荷が低い生産プロセスを採用
• 予算内、スケジュール通りにプロジェクトを完了

エボニック インダストリーズ(本社:ドイツ)とアクゾノーベル社(本社:オランダ)は、アクゾノーベルが生産拠点を置くイッベンビューレン(ドイツ)で合弁事業による生産を開始したことを発表します。膜製造の最新技術を備えた新プラントの生産能力は、水酸化カリウム溶液12万トンおよび塩素と水素7.5万トンを誇ります。

プラントはアクゾノーベルが運営し、両社の市場リーダーとしての位置づけをより強固なものにします。アクゾノーベルが塩素と水素を販売、エボニックは水酸化カリウム溶液を販売し、一部はリュルスドルフ(ドイツ)で炭酸カリウムや炭酸水素カリウム、ギ酸カリウムなど他の製品に加工します。

アクゾノーベル スペシャルティケミカルズ部門の責任者ヴァーナー・フアーマン(Werner Fuhrmann)は、「イッベンビューレンの新プラントは、塩素アルカリ産業の新基準を打ち立てます。お客様へ製品を長期的に安定供給するだけではなく、会社の持続可能な事業活動と効率の良い経営を可能にします」とプラントのオープニングセレモニーでコメントしました。

新プラントで採用した生産プロセスは、イッベンビューレンで生産される塩素1トンあたりの環境負荷を25%から30%軽減し、エネルギー消費量、二酸化炭素排出量を減らすことに成功しています。エボニック インダストリーズ取締役会副会長ハラルド・シュヴァーガー(Dr. Harald Schwager)は、「このプロジェクトは、経験値の高い2つのパートナーの多様な知見が賢明なビジネス環境を形作ることができることを示します。互いに補完しあい、協力し続けることにより、お客様、ひいては水酸化カリウム市場全体に利益をもたらすことを期待しています」とコメントしています。

アクゾノーベル スペシャルティケミカルズ部門は、ヨーロッパにおける工業用塩、塩素、クロロメタンの業界最大手です。

エボニックは、ヨーロッパにおける水酸化カリウム溶液およびカリウム誘導品の業界最大手で、アルコラートの供給において世界的マーケットリーダーです。リュルスドルフに製造拠点があります。

(本プレスリリースは、2018年2月13日にドイツで発表されたものを翻訳しています。)

 

エボニック インダストリーズについて

ドイツのクリエイティブな産業グループであるエボニックは、スペシャルティケミカルの世界的リーダーです。専門性の高いビジネス、顧客中心の革新的な技術力、信頼できるパフォーマンス志向の企業文化は、エボニックの企業戦略の根幹であり、収益性の高い成長と持続的な企業価値向上に貢献します。エボニックが優位性を誇るマーケットから企業利益の多くはもたらされています。エボニックは100ヶ国以上で事業を展開し、2016年度は36,000人以上の社員を有し、総売上高は約127億ユーロ、EBITDA(金利・税金・償却前利益)は約21.65億ユーロを計上しました。

アクゾノーベル社について

アクゾノーベル社は、人々の生活をより暮らしやすく活気に満ちたものにするための日々の必需品を作り出しています。ペインツ・コーティングス製品のグローバルリーダーならびにスペシャリティ ケミカルズ製品の大手メーカーとして、アクゾノーベル社は世界中の産業界および消費者にとって不可欠な原料、保護材ならびにカラーをお届けしています。パイオニアとしての伝統に支えられたアクゾノーベル社の革新的な製品とサステナブルなテクノロジーは、世界で急速に変化し成長し続ける需要に応えていくとともに人々の暮らしの安心を支え続けることを目指しています。オランダのアムステルダムに本社を置くアクゾノーベル社は世界80か国に約46,000人の社員を擁し、事業ポートフォリオにはDulux、Sikkens、International、Interpon、Ekaをはじめとする著名ブランドが含まれています。アクゾノーベル社は継続してサステナビリティのリーダー企業の一員として、企業としての活動を通じて都市やコミュニティが活性化し、人々がより暮らしやすく安全で色彩に満ちた世界を作り出すことに貢献してまいります。

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