Press release
Japan
March 3, 2016

東京大学と合同コロキウムをデュースブルグ・エッセン大学で開催

~東京大学相田卓三教授・各務茂夫教授が講演~

この度、エボニック インダストリーズ(本社:ドイツ エッセン、以下「エボニック」)と国立大学法人東京大学(以下、「東京大学」)は、2月10日、デュースブルグ・エッセン大学で合同コロキウムを開催しました。エボニックは2014年からGlobal Proprius21「ストラテジックパートナーシップ」を東京大学と締結しており、開催の運びとなりました。

また、エボニック本社研究施設において相田卓三教授(東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻)、津本浩平教授(東京大学大学院工学系研究科バイオエンジニアリング専攻)、各務茂夫教授(東京大学産学連携本部イノベーション推進部長)らと今後の産学共同研究の可能性について意見交換を行いました。

「Evonik Lecture」と題したコロキウムでは、相田卓三教授が「刺激応答性ソフトマテリアル」について、各務茂夫教授が「化学とイノベーションエコシステム~東京大学の強み」について講演いただきました。
各分野でご活躍のお二方への注目度は高く、非常に活発な質疑応答が交わされ、大変盛況なコロキウムとなりました。 

「東京大学のような一流大学との信頼できるパートナーシップは、我々エボニックの革新性と創造性において、共同研究に関してだけではなく、エンプロイヤーブランディングや採用の面でもとても重要です。この連携をさらに強化するために、教授陣との交流やエボニックの研究者との合同ワークショップを行うことは意義のある活動です」とゲオルグ・ウンブリンク(イノベーションネットワークス&コミュニケーションズ責任者)はコメントしています。

Global Proprius21「ストラテジック パートナーシップ」について

2014年からエボニックと東京大学の5年間という長期にわたる取り組みで、新しい領域の開拓を含む世界的な視点から社会的ニーズに即した複数の研究テーマ発掘と、双方の研究施設を活用した産学共同研究を進めています。同時に研究人材の学術交流や、次世代研究開発人材の育成などでも連携することで、グローバルな社会的価値の創出を推進していきます。

【各教授の略歴】

相田卓三(東京大学大学院工学研究科教授 化学生命工学専攻)
1956年生まれ。工学博士。1979年横浜国立大学卒業後、東京大学大学院工学研究科へ移り、1984年東京大学大学院工学系研究科博士課程修了。東京大学工学部助手、助教授を経て、1996年から東京大学大学院工学研究科教授となり現在に至る。2000年〜2005年までERATOプロジェクトリーダー、2009年より理化学研究所グループディレクター兼任。受賞歴は2009年日本化学会賞、2010年藤原賞、フンボルト賞、紫綬褒章をはじめ多数。

津本浩平(東京大学大学院工学系研究科教授 バイオエンジニアリング専攻)
1993年3月東京大学工学部工業化学科卒業、1993年3月東京大学大学院工学系研究科工業化学専攻修士課程修了、1995年7月化学生命工学専攻博士課程中途退学、1997年4月博士(工学)取得(東京大学)、1995年8月東北大学助手(大学院工学研究科)、2001年8月東北大学講師(大学院工学研究科)、2002年10月東北大学助教授(大学院工学研究科)、2005年より東京大学准教授(大学院新領域創成科学研究科)、2010年東京大学医科学研究所教授を経て2013年より現職。医科学研究所、創薬機構兼務。受賞は2002年日本生化学会奨励賞、2012年日本学術振興会賞等。

各務茂夫(東京大学教授 産学連携本部 イノベーション推進部長)
1982年一橋大学商学部卒業、スイスIMEDE(現:IMD)経営学修士(MBA)、米国ケースウェスタンリザーブ大学経営大学院経営学博士取得。ボストンコンサルティンググループを経て、 戦略コンサルティング会社コーポレイトディレクション(CDI)の設立に参画(創業パートナー)、取締役主幹、米国CDI上級副社長兼事務所長を歴任。学位取得後、世界最大のエグゼクティブサーチ会社の一つハイドリック&ストラグル社にパートナーとして入社。2002年9月東京大学大学院薬学系研究科教員となり、2004年、東京大学産学連携本部教授・事業化推進部長に就任(~2013年3月)。2013年4月より現職。日本ベンチャー学会理事・副会長(2016年1月~)。日本ベンチャー学会第1回松田修一賞受賞(2015年)。

エボニック インダストリーズについて

ドイツのクリエイティブな産業グループであるエボニックは、スペシャルティケミカルの世界的リーダーです。ニュートリション&ケア、リソース エフィシエンシー、パフォーマンス マテリアルズの部門で事業を展開しています。エボニックの強みは、革新的な技術力と統合的な技術プラットフォームです。 2014年度は33, 000人以上の社員を有し、総売上高は約129億ユーロ、EBITDA(金利・税金・償却前利益)は約19億ユーロを計上しました。

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