Press release
Japan
December 6, 2012

ミュンスター地区政府、マールのCDT製造工場操業を許可 12月に始動予定

火災で損害を負ったマール・ケミカルパークのエボニック インダストリーズCDT製造工場の大規模な新設工事が終了しました。今年11月、ミュンスター地区政府はドイツ連邦汚染防止法(BImSchG)に準じて、操業許可を発行しました。全ての設備が11月末までに適所に設置され、新しいCDT工場は予定通り12月に操業を開始する予定です。同工場でCDTを原料として製造されるポリアミド12の初回出荷は2013年1月になる予定です。以降、順次ポリアミド12の製品ラインナップを整えてまいります。

今回の生産損失の理由は、2012年3月31日にシクロドデカトリエン(CDT)製造施設で起きた爆発と、それに続く火災です。これによって多大な物質的損害が生じました。エボニックは、同事件に起因する従業員2名の死亡について悔恨の念に堪えません。

今回の事故に関して、エッセンの検事当局は事件直後から調査を開始し、現在も継続中です。同時にドイツ労災条例の各条項に準じ、エボニックは独立の専門家による原因調査を続けています。この専門家の調査によれば、触媒の過剰投入が事故の原因となった可能性が高いということです。さらにエボニックは再発防止を目的として、専門家報告に基づき、新設のCDT工場の安全対策の構築を独立機関に依頼しました。この専門家の提言による安全対策は既に新設工場の設計に全面的に採用されました。

尚、CDTは、自動車産業をはじめとする様々な分野で使用されている、高機能樹脂ポリアミド12の原料です。

(このプレスリリースは2012年12月4日にドイツで発表されたものの翻訳版です) 


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