Press release
Japan
January 23, 2012

エボニック、中期的にベンチャーキャピタル活動に最大1億ユーロを投資

• 革新的なテクノロジーとビジネス活動に投資予定 
• 欧州、米国、アジアでコーポレートベンチャリング・パートナーシップを提案 
• コーポレートベンチャリング・ユニットを設立
 


エボニック インダストリーズAG(ドイツ・エッセン)は、中長期的にイノベーション能力をさらに強化するため、新しい組織単位として、既存のイノベーションマネジメント・ユニット内部にコーポレートベンチャリング・ユニットを設立します。このユニットを通じて、エボニックは有望な新興企業および専門家によるベンチャーキャピタルファンドに対し、中期的に最大1億ユーロを投資する計画です。投資先は主に欧州、米国、アジアとなります。

エボニック取締役のパトリック・ウォルハウザーは「エボニックは意欲的な成長戦略を進めています」と、述べています。「コーポレートベンチャリングは、グループの既存のイノベーションプロセスと体制を理想的な方法で補完する狙いがあります。イノベーション活動の目標は、弊社の高い技術力を長期的に維持し拡大することです。コーポレートベンチャリングにより、エボニックのアプローチをオープンイノベーションで補完し、新規ビジネスの開発を加速化させ、将来的な成長領域を開拓するための素晴らしい機会が創出されます。」

「革新的なアイデアやソリューションに対するベンチャーキャピタル投資は、エネルギー効率化、ヘルス&ニュートリション、グローバリゼーションという、エボニックが重視しているメガトレンドに集中します。またコーポレートベンチャリングは、戦略的に関連性のある新しい専門領域を検討します」と、エボニックのチーフ・イノベーション・オフィサーであるピーター・ナグラーは話しています。

「エボニックの長所は、バランスのとれたビジネス活動展開とエンドマーケット、お客様との緊密な協力関係、市場志向の研究開発に基づいています」と、コーポレートベンチャリングの責任者であるバーナード・モーは指摘しています。「エボニックはベンチャー投資を通じて信頼されるパートナー企業となり、財政的なサポートだけでなく、技術的な専門知識や戦略的な洞察力を提供することで、ベンチャービジネスの順調な成長をサポートする意向です。その過程において、エボニックも利益を得たいと考えています。」

(このリリースは1月17日にドイツでリリースされたものの翻訳です) 



エボニック インダストリーズについて
ドイツのクリエイティブな産業グループであるエボニックは、スペシャルティケミカルの世界的リーダーです。私たちの活動はヘルス・ニュートリション、エネルギー効率化、グローバリゼーションといった世界のメガトレンドに集中しており、2010年はグループの化学品の売上の80%がマーケットで主導的立場にある製品からきています。エボニックは革新的なプロセスと統合的な技術プラットフォームを強みとしています。

エボニック インダストリーズは世界100ヶ国以上で活動しており、2010年度は34,000人の社員を有し、総売上高は133億ユーロ、EBITDA(金利・税金・償却前利益)は24億ユーロを計上しました。

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