2014年上半期/第2四半期 業績発表

2014年第2四半期は堅調な業績 – 営業は前期比で若干の改善

2014年第2四半期の主要データ:
 売上高は3パーセントの微増 – 価格圧力の減少に伴う好調な販売数量増加
 調整後EBITDAは4億7,300万ユーロ、前年比で下がるも前期比では上昇
 全部門とも2014年第1四半期よりわずかながら業績が改善

2014年上半期の主要データ:
 売上高は64億ユーロの微増
 調整後EBITDAは堅調なレベルながら好調だった前年値を下回る
 調整後EBITDAマージンは14.5パーセント
 営業活動によるキャッシュフローは3億800万ユーロへと大幅に高まる
 調整後純利益は28パーセント減の3億6,100万ユーロ
 2014年度の見通しが確認され具体化 


エッセン:「2014年第2四半期は、若干上向きとなった経済環境のもと当社製品の需要は世界中で極めて高いものとなりました。当社の事業は、グループ全体で堅調に伸びています」。エボニック インダストリーズAGのクラウス・エンゲル取締役会長は、本日、グループ全体の2014年第2四半期および上半期の主要財務データの発表にあたってこう語りました。「全体として、以前の四半期で見受けられた一部の重要製品に関する価格の下落傾向がかなり弱まっているのは明らかです。グループ全部門の収益は、前期比でわずかながら改善しました」。

グループ全体では、2014年上半期で売上高は微増となりました。業績は堅調だったものの、一部の重要製品の販売価格の低下により、好調だった前年レベルを下回りました。

エボニックは、全体として2014年度の見通しを確認して具体的に見極めていきます。

当社は、売上高がわずかながら高まり(2013年:127億ユーロ)調整後EBITDAが18億ユーロから21億ユーロのレベルになる(2013年:20億ユーロ)と依然見込んでいます。 

価格面では、これまで明らかだった安定化が今後も続いていくとエボニックは予測しています。一部の事業では、わずかながら価格の上昇傾向がうかがえます。それでも、そうした傾向はこれまでのところ、価格の推移が当初の予測レベルを依然として下回っているスペシャリティマテリアルズ部門にはあてはまりません。このような動向が今年度の残余期間も続いた場合、エボニックは調整後EBITDAがおそらく18億ユーロから21億ユーロ範囲の上方レベルではなく下方レベルになると現段階で想定しています。

2014年上半期の業績
2014年上半期は、世界経済全体の成長がわずかながら予測を下回りました。世界的成長の上向き傾向は続いているものの、第2四半期はさらに加速化する状況が生まれていません。

2014年上半期で、当グループの売上高は2パーセントの微増を記録しました。これは販売数量の増加(5パーセントポイント)によるものでしたが、販売価格は下落しています(マイナス3パーセントポイント)。通貨レートの影響(マイナス2パーセントポイント)を考慮した場合、売上高は前期間の64億2,100万ユーロを上回る64億4,800万ユーロにのぼりました。

調整後EBITDAは16パーセント減の9億3,600万ユーロ(2013年上半期:11億1,500万ユーロ)でしたが、これは一部の重要製品が販売価格の下落にさらされたからです。そのため、調整後EBITDAマージンは17.4パーセントから14.5パーセントに下がりました。

マイナス7,900万ユーロの調整は、主に投資プロジェクトの定例見直し後に打ち切られたスペシャリティマテリアルズ部門のプロジェクトとSTEAG持分簿価との関係での再編費用や減損損失にとりわけ関連したものです。マイナス9,300万ユーロの前年値は、主にエネルギー効率化とスペシャリティマテリアルズの両部門におけるプラント閉鎖と関係した収益、費用、減損損失がその内訳となっています。

税引前利益(継続事業)は29パーセント下がって4億2,400万ユーロとなりました(2013年上半期:6億100万ユーロ)。税引後利益(非継続事業)は、総額2,100万ユーロでした。これは、主にリチウムイオン事業に関連しており、基本的にはLi-Tec BatteryとDeutsche Accumotiveの株式をDaimler AGに売却した関係での再評価から発生したものです。

2014年上半期で、当グループ全体の純利益は37パーセント減の3億500万ユーロとなりました(2013年上半期:4億8,600万ユーロ)。

調整後純利益は、継続事業の業績を反映して、28パーセント減の3億6,100万ユーロでした(2013年上半期:4億9,900万ユーロ)。そのため、調整後の一株当たり利益は1.07ユーロから0.77ユーロに下がっています。

営業活動によるキャッシュフロー(継続事業)は、2014年上半期で1億1,100万ユーロ増加して3億300万ユーロに達しました。これは、主に正味運転資本増の大幅な鈍化と法人税等の支払減によるものです。非継続事業によるキャッシュフローを算入すると、営業活動によるキャッシュフローは9,900万ユーロ増えて3億800万ユーロでした。

資本支出は、14パーセント増の4億7,800万ユーロとなりました(2013年上半期:4億1,900万ユーロ)。資本支出の43パーセントはコンシューマー、ヘルス&ニュートリション部門に、24パーセントがスペシャリティマテリアルズ部門に、そして21パーセントがエネルギー効率化部門に割り当てられました。

市場での主導的立場を拡大するため、エボニックはアジアでの生産能力増強に新たに乗り出しました。上海(中国)のイソホロン・イソホロンジアミン複合生産コンビナートには、1億ユーロ超の資金を投じています。イソホロン化学誘導品は、例えば重防食塗装の寿命を延ばし、環境にやさしいコーティング技術の促進にも役立っています。タイのラヨーン県では、湿式シリカの拡大生産プラントが稼働を開始しました。東南アジアにおける成長は、主に低燃費タイヤとライフサイエンスの応用事業がその原動力となっています。中国の吉林では、年間230,000メートルトンの生産能力がある過酸化水素の新プラントが完成しました。このプラントの製品は隣国の中国パートナーに供給されますが、そこではエボニックとThyssenKrupp Uhdeが開発した革新的プロセスに基づき新たに建設されたプラントでその製品を用いて酸化プロピレンを生産することになります。

2014年6月末時点で、純金融負債は1億5,000万ユーロでした。これは、投資支出の継続と5月に支払われた2013会計年度の配当4億6,600万ユーロがその要因の一端となっています。2013年末時点におけるエボニックの純金融資産は、5億7,100万ユーロでした。 

2014年第2四半期の業績
エボニックは、2014年第2四半期に世界中で好調な製品需要を記録しました。以前の四半期で見受けられた一部の重要製品に関する価格の下落傾向は、かなり弱まっています。売上高と調整後EBITDAはともに前期比でわずかながら上向きとなり、全部門が収益増に貢献しています。

2014年第2四半期におけるグループの売上高は、1パーセント増の32億4,700万ユーロでした(2013年第2四半期:32億900万ユーロ)。エボニックは、販売数量の大幅増(5パーセントポイント)に支えられて3パーセントの微増を達成しましたが、販売価格のわずかな下落(マイナス2パーセントポイント)により相殺される形となりました。通貨レートの影響は、売上高を2パーセントポイント押し下げています。

調整後EBITDAは、前年値の5億900万ユーロを7パーセント下回る4億7,300万ユーロでしたが、これは主に一部の重要製品の販売価格が下落したためです。調整後EBIDAマージンは、15.9パーセントから14.6パーセントに下がりました。 

2014年上半期の部門別業績

コンシューマー、ヘルス&ニュートリション部門

 販売数量が増加し、販売価格は下落
 調整後EBITDAは前期間の高レベルを下回る
 2014年上半期の調整後EBITDAマージンは19.0パーセントの好レベル

コンシューマー、ヘルス&ニュートリション部門は、主に消費財、畜産動物の栄養に関する製品、そしてヘルスケアといった分野で応用されるスペシャリティケミカルを生産しています。この部門は、コンシューマースペシャリティ ビジネスユニットとヘルス&ニュートリション ビジネスユニットで構成されています。

2014年上半期における同部門の売上高は、5パーセント減の19億8,100万ユーロでした(2013年上半期:20億7,600万ユーロ)。販売数量は若干増えたものの、販売価格の下落と通貨レートの悪影響のためそれ以上に相殺される形となりました。畜産動物栄養用途のアミノ酸への需要は引き続き高まっていますが、超吸収剤は前年同期に記録した高い販売数量に基づく売上高には及びませんでした。調整後EBITDAは、特に畜産動物栄養用途のアミノ酸を中心とした販売価格の下落と新規生産能力の立ち上げ経費により、26パーセント減の3億7,600万ユーロとなりました(2013年上半期:5億800万ユーロ)。最重要アミノ酸、メチオニンの販売価格は、本年度の初頭以降は安定して推移しています。調整後EBITDAマージンは、19.0パーセントという好調なレベルでした(2013年上半期:24.5パーセント)。

エネルギー効率化部門

 需要が大幅に高まり、販売価格は安定
 調整後EBITDAはさらに改善
 調整後EBITDAマージンは上半期で目を見張る23.2パーセントに上昇

エネルギー効率化部門は、環境にやさしくエネルギー効率に優れたシステムソリューションを提供しています。この部門は、インオーガニックマテリアルズ ビジネスユニットとコーティングス&アディティブス ビジネスユニットで構成されています。

2014年上半期の売上高は、4パーセント増の16億3,500万ユーロとなりました(2013年上半期:15億7,200万ユーロ)。販売数量の大幅な伸長は、販売価格が若干下落し通貨レートの悪影響を被ったため相殺されています。とりわけ、シリカとシラン関連事業は、タイヤ業界の高需要により極めて好調な業績を維持しました。コーティングス&アディティブス ビジネスユニットは、販売数量の大幅増を達成することができ、自動車や建設業界からの高需要で恩恵を受けています。調整後EBITDAは10パーセント増の3億8,000万ユーロ(2013年上半期:3億4,600万ユーロ)となりましたが、これは主に販売数量が増えたためです。調整後EBITDAマージンは、22.0パーセントから23.2パーセントへと高まりました。

スペシャリティマテリアルズ部門

 販売数量が大幅に高まり、販売価格は下落
 調整後EBITDAは前年比で下落
 調整後EBITDAマージンは上半期で低レベルの23.2パーセントに減少

スペシャリティマテリアルズ部門の中心は、主にゴム・プラスチック業界向けとなるポリマー素材や中間体の生産です。この部門は、パフォーマンスポリマーズ ビジネスユニットと工業用化学品ビジネスユニットで構成されています。

この部門の売上高は、販売数量の大幅増により、2014年上半期で2パーセント増の23億5,000万ユーロとなりました(2013年上半期:22億9,900万ユーロ)。その一方で、売上高の伸長は特にブタジエンを中心とした販売価格の下落で抑制されています。C4ケミストリーのほぼ全製品、ポリアミド12製品とメタクリル酸塩でも、さらに需要増が見られました。調整後EBITDAは、主に販売価格の下落が要因となり、28パーセント減の2億2,400万ユーロとなっています(2013年上半期:3億1,000万ユーロ)。調整後EBITDAマージンは、13.5パーセントから9.5パーセントに下がりました。

サービス部門

サービス部門は、主に化学部門とコーポレートセンター向けのサービスを提供していますが、社外へのサービスも手がけています。

2014年上半期における売上高は、3パーセント増の4億4,900万ユーロとなりました(2013年上半期:4億3,700万ユーロ)。2014年上半期の調整後EBITDAは、2013年上半期の1億700万ユーロから2パーセント減となる1億500万ユーロでした。

2014年の見通し

世界的な経済背景を見渡した場合、今年度上半期の成長は当初の予測よりもいく分劣るものの、2014年は通年で全世界での成長がわずかながら上向くものとエボニックは依然として予測しています。しかしながら、世界経済における緩やかな回復は、新興市場の構造的課題の増大と政治的紛争や軍事衝突の継続に端を発した不確実性により影響を受けています。需要増は期待されるものの、2013年に見られた生産者価格の下落が2014年にすべてのエンドユーザー業界で反転することはないと思われます。

全体として、エボニックは2014年の見通しを確認し、具体的に見極めていきます。

当社は、売上高がわずかながらも増加し(2013年:127億ユーロ)、調整後EBITDAが18億ユーロから21億ユーロのレベルになる(2013年:20億ユーロ)と依然として見込んでいます。

販売数量の拡大傾向は、最初の成長投資が完了するため、それが下支えとなり続いていくはずです。価格面では、これまで明らかだった安定化が今後も続いていくとエボニックは予測しています。一部の事業では、わずかながら価格の上昇傾向がうかがえます。それでも、そうした傾向はこれまでのところ、価格の推移が当初の予測レベルを依然として下回っているスペシャリティマテリアルズ部門にはあてはまりません。このような動向が今年度の残余期間も続いた場合、エボニックは調整後EBITDAがおそらく18億ユーロから21億ユーロ範囲の上方レベルではなく下方レベルになると現段階で想定しています。

コスト面では、On Track 2.0効率性向上プログラムでさらに改善が見られるはずです。それに加えて、エボニックでは管理体制の効率化を目指して2013年秋に導入されたAdministration Excellenceという新たな取り組みでも好影響が初めて現れると予測しています。一方マイナス要因としては、成長投資のために増加した費用や為替レートの影響、原油価格の高騰などが挙げられます。 

(このプレスリリースは2014年7月31日にドイツで発表されたものの翻訳版です)

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橋口 公恵

マネジャー

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    このプレスリリースに記載されている見通しや期待、または将来の予測に関する記述は、既知または未知のリスクと不確実性を含む可能性があります。実際の結果や発展は事業環境の変化により異なる場合があります。エボニック インダストリーズ AGはこのリリースに含まれる見通し、期待、記述に関して、更新の義務を負いません。