エボニック、メディカルデバイスのプロジェクトハウスをヘルスケア事業部門のコンピテンシーセンターに昇格

2018年4月5日

エボニック インダストリーズ(本社:ドイツ、エッセン)は、2018年4月1日から戦略的イノベーション部門のクレアビス(Creavis)の一部であったメディカルデバイスのプロジェクトハウスをヘルスケア事業部門が運営するコンピテンシーセンターとして継承しました。

人々は長く生きるだけではなく、年をとっても健康で活動的でありたいと思っています。その結果、さまざまな医療機器のニーズが近年高まっています。エボニックのRESOMER®やVESTAKEEP®などの特殊ポリマーはすでにインプラント医療機器の素材として重要な役割を果たしています。この4年間、エボニックは医療機器の最大マーケットであるアメリカのバーミンガムに位置するプロジェクトハウスを通じ、この成長著しい市場により効率的に対応できるよう整形外科の分野での広範囲な技術開発を進めてきました。

「私たちは、患者に優しい医療機器ソリューションにおけるマテリアルサプライヤー及び開発パートナーとして業界トップを目指しています。このプロジェクトハウスにより、この分野において大きく進展することができました」と、エボニック インダストリーズ取締役会副会長兼イノベーション責任者のハラルド・シュヴァーガー(Harald Schwager)はコメントしています。

2014年以降、20名を超える研究者が既存の素材や応用技術の改善、向上に尽力してきました。プロジェクトハウスでは押出成形や射出成形などの確立された技術に加え3Dプリンティングやエレクトロスピニング(電界紡糸)などの先進加工技術を用い、迅速に素材の特性を評価し、プロトタイプを作成しています。主要なマーケットで行われているお客様のプロジェクトをサポートする上海(中国)、ダルムシュタット(ドイツ)にある研究所を補完する役割があります。

「この4年間で蓄積、開発してきたノウハウや能力によって、革新的なバイオマテリアル及び応用技術ソリューションを供給し、業界をリードする準備が整いました。私たちの製品を利用するお客様は、よりイノベーションを体感できることになるでしょう」と、ヘルスケア事業部門の責任者ジャン=リュック・エルボー(Jean-Luc Herbeaux)は、コメントしています。

また、エルボーは、3Dプリンティングがメディカルデバイス発展の未来を担う技術であると捉えています。「私たちは、3Dプリンティングに利用できる医療用ポリマーを提供し、業界のニーズに応えるサポートをしていきます。例えば、頭蓋または顔面を損傷した患者をインプラント治療する際、これまで外科医には決まったサイズの選択肢しかありませんでしたが、この技術によりオーダーメイドの対応が可能になります」とコメントしています。

このコンピテンシーセンターをメインスポンサーするヘルスケア事業部門は、RESOMER®のブランド名でポリ乳酸-グリコール酸共重合体をベースにした生分解性ポリマーを供給する、業界をリードする存在です。医療機器メーカーは、骨折、腱断裂治療の際のスクリュー、ピン、小型プレート、更には生分解性ステント*などを製造する素材として利用しています。インプラント医療機器は、一定期間経過すると体内に吸収されるため、それを取り除く再手術の必要がありません。ステントは血管閉塞の再発リスクを低減します。
*血管・気管・消化管・胆管などを内側から広げるために用いられる、金属製の網状の筒。カテーテルや内視鏡を使って目的の場所まで挿入し、留置する。狭心症、脳梗塞、癌 (がん) による狭窄などの治療に用いられる。

ハイパフォーマンスマテリアルズ事業部門は当センターの第2のスポンサーです。生体適合性ポリエーテルエーテルケトンVESTAKEEP®は、脊椎、口、顎、頭蓋骨インプラントとして体内に残るようデザインされ、金属インプラントに代わる素材として利用されています。

 

エボニック ジャパン㈱は、4月18日から東京ビッグサイトで開催される「Medtec Japan」へ出展し、既存のRESOMER®に加え、無機系素材との混合品「RESOMER® Composite」や残留スズ1ppm以下の「RESOMER® Zero」等、新製品をご紹介します。皆さまのご来場をお待ちしております。

「Medtec Japan2018」
会期: 2018年4月18日から20日 10:00~17:00
会場: 東京ビッグサイト東5ホール2111(ダイセル・エボニック株式会社ブース内)

 

※エボニックの生体適合性ポリエーテルエーテルケトンVESTAKEEP®の日本総販売元はダイセル・エボニック株式会社(マーケティング部:電話03-5324-6382)です。

 

(このプレスリリースは2018年3月27日にドイツで発表されたものを翻訳し、一部加筆しています)

 

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  • エボニック インダストリーズについて

    エボニックはスペシャルティケミカルの世界的リーダーの1つです。専門性の高いビジネス、顧客中心の革新的な技術力、信頼できるパフォーマンス志向の企業文化は、エボニックの企業戦略の根幹であり、収益性の高い成長と持続的な企業価値向上に貢献します。エボニックが優位性を誇るマーケットから企業利益の多くはもたらされています。100カ国以上で事業を展開し、2017年度は36,000人以上の従業員を有し、総売上高は144億ユーロ、EBITDA(金利・税金・償却前利益)は23億6000万ユーロを計上しました。

  • ニュートリション&ケア部門について

    ニュートリション&ケアは、エボニックニュートリション&ケアGmbHが主導しており、日常生活に欠かせない日用品、畜産動物の栄養、ヘルスケアに関する製品を提供しています。このセグメントは約8,200名の従業員を有し、2017年度は約45億ユーロの売上を計上しました。

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    このプレスリリースに記載されている見通しや期待、または将来の予測に関する記述は、既知または未知のリスクと不確実性を含む可能性があります。実際の結果や発展は事業環境の変化により異なる場合があります。エボニック インダストリーズ AGはこのリリースに含まれる見通し、期待、記述に関して、更新の義務を負いません。