エボニック、化粧品業界向けにイノベーションセンターを開設
• エボニックは、ドイツ、エッセンにあるゴールドシュミットシュトラッセ工場にて新たにおよそ1,700万ユーロを投資
• クラウス・エンゲル取締役会長(CEO)は、「成長する化粧品関連のグローバル市場において、競争力のあるポジションを強化していく」と語る
• エボニックは、デュイスブルグ・エッセン大学の准教授職をスポンサーし、加えて10の新しい博士号奨学金を提供
エボニック インダストリーズは、エッセンのゴールドシュミットシュトラッセ工場にて、化粧品業界向けの新しいイノベーションセンターを開設しました。今後エボニックのコンシューマースペシャリティ ビジネスユニットの従業員約90人が、化粧品業界のアプリケーションについて主に取り組むために、当イノベーションセンターで働きます。エボニック インダストリーズAG 取締役会長(CEO)のクラウス・エンゲルは、本日の開会式で、「新しいイノベーションセンターとそこにおける開発は、顧客からの要件に改めてフォーカスし、成長する化粧品関連のグローバル市場において競争力のあるポジションをさらに強化します。このセンターの人々は幅広い経験、必要なノウハウ、および創造性を持ち、顧客の期待に応えることができます」と述べています。
5階建ての新しいイノベーションセンターは総面積約5,000平米を誇り、研究室とオフィスエリアからなります。顧客との共同プロジェクト向けに、特別なワークショップエリアも設置しています。今回エボニックは、近代的な環境基準に従い、建設された新しい建物に対し約1,700万ユーロの投資を行いました。
エボニックは、研究開発(R&D)を持続可能な成長の重要な推進役として位置づけています。2012年の研究開発費は前年比8 パーセント増加し、3億9,300万ユーロに達しています。また世界中の35を超える研究拠点では、およそ2,500人の従業員がそれぞれ研究に従事しており、その研究開発ネットワークは更に拡大し続けています。また、2012年後半、当グループは、エッセンにコーティングおよび塗料業界向けに研究センターを開設しました。
デュースブルグ・エッセン大学との協力を強化
本日のイベントにおいて、エボニックは、デュースブルグ・エッセン大学との協力をさらに強化し、新しい准教授職をスポンサーし、新しい博士号奨学金を提供することを発表しました。「各拠点において、それぞれ科学機関や大学と密接な協力を推進することは、イノベーションを加速させるために不可欠です」とエンゲルは述べています。ノルトライン=ヴェストファーレン州イノベーション・科学・研究省大臣 スヴェンヤ・シュルツェ氏は、次のように強調します。「エボニックのコミットメントは、ライン-ルール科学地域への持続的な支援をあらわします」。
またデュースブルグ・エッセン大学学長ウルリッヒ・ラトケ教授は、次のように述べています。「私たちは、エボニックのような創造的パートナーと提携関係を締結することができ、非常に嬉しく思います。この最も重要なプロジェクトは、科学と産業が相互利益を得るために、いかにうまく協力できるかを実証しています」。
化学部の准教授は6年間支援を受け、主に高分子および界面化学分野にフォーカスすることで、コンシューマースペシャリティ ビジネスユニットに重要な貢献を期待されています。特にこのユニットでは、化粧品原料、乳化剤、化粧オイル、コンディショナーおよび増粘剤などの高機能な添加剤を製造しています。コンシューマースペシャリティは単独で、毎年約60の新製品を発売しています。
エボニック インダストリーズについて
ドイツのクリエイティブな産業グループであるエボニックは、スペシャルティケミカルの世界的リーダーのひとつです。私たちの活動はヘルス・ニュートリション、エネルギー効率化、グローバリゼーションといった世界のメガトレンドに集中しており、企業の有益な成長と企業価値の持続的な増大は私たちが目指す戦略の大事な根幹となります。またエボニックは革新的なプロセスと統合的な技術プラットフォームを強みとしています。
エボニック インダストリーズは世界100ヶ国以上で活動しており、2012年度は33,000人以上の社員を有し、総売上高は136億ユーロ、償却前営業利益(Adjusted EBITDA)は26億ユーロを計上しました。
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