エボニック インダストリーズ、合成アモルファスシリカを
欧州化学物質庁に登録した市場初の企業に
欧州連合(EU)で新たに施行された化学物質の登録、評価、認可および制限に関する規則(REACH)に従って、エボニック インダストリーズは合成アモルファスシリカを欧州化学物質庁(ECHA、フィンランド・ヘルシンキ)に正式に登録することができました。これにより、当社は今後、自社商標の沈降シリカ(ULTRASIL®、SIPERNAT®など)およびヒュームド・シリカ(AEROSIL®)を製造、輸入、市販することが認可されました。エボニックは合成アモルファスシリカの登録に成功した初めての製造会社となります。上記の物質は、共同提出の形式で個々のREACH協議会の指示によって登録されました。今回エボニックは、主登録者であり他の化学会社の先駆けとして、登録を進めてきました。
2007年6月に施行されたREACH化学物質規制によると、2008年12月1日までに段階的導入の第1段階として、既存の物質(化学薬品に関する旧法規のもとで一覧に登録されている物質)を予備登録することが要求されています。
エボニックのインオーガニックマテリアルズ ビジネスユニットが取り扱っているすべての製品の予備登録は、予定通りに完了しました。予備登録にひき続き、
同ビジネスユニットが登録を進めている100種類以上の物質の第1号として、重要な物質である合成アモルファスシリカが正式に登録されました。年間1,000トンを超える量の取引が行われている物質に対する登録期間は、2010年11月に終了します。
エボニックはREACH規制の適切な運用に備えて、早い段階からグループ全体で対策をおこなってきました。例えば、社内プロジェクト管理の実施、調達とマーケティングの領域におけるトレーニング、データの収集、ITソリューションなどを始めとして、顧客のみなさまへの通知、顧客と供給業者のみなさまに新しい化学物質 規制について知っていただくためのワークショップの開催などが挙げられます。 エボニックは約4,000種類の物質を予備登録しています。
エボニック インダストリーズについて
エボニック インダストリーズAGは「化学」「エネルギー」「不動産」の3つの収益性の高い有望な事業を展開するクリエイティブなグループです。エボニックはスペシャリティケミカルのグローバルリーダー、石炭や再生可能エネルギーによる発電のエキスパート、そしてドイツでは最も大きな個人向け不動産会社のひとつです。私たちの強みは創造性・専門性・自己革新力・信頼性です。エボニック インダストリーズは世界100ヶ国以上で活動しており、2007年度は43,000人の社員を有し、総売上高は144億ユーロ、EBITA(金利・税金・償却前利益)は22億ユーロを計上しました。
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