エボニック、マールで接着剤原料の生産能力を増強
エボニック インダストリーズ(本社:ドイツ、エッセン)は、マール・ケミカルパークにおけるシラン変性ポリ-α-オレフィンの生産能力を大きく増強し、特殊接着剤用原材料の供給能力を30%拡大します。
- 反応性ポリオレフィン接着剤に対する需要増に対応
- シラン変性ポリ-α-オレフィンの生産能力を30%拡大
- 増強分の生産量は既に供給可能で需給安定性に大きく寄与
これらのシラン変性特殊品は、非結晶ポリオレフィンをベースにしており、既にVESTOPLAST® 206という商標名で販売しています。VESTOPLAST® 206はガラスやセラミック、金属などの難接着基材への接着性能を格段に向上させ、接着剤原材料として高品質ホットメルト接着剤の価値を高めます。またVESTOPLAST® 206は、特にポリプロピレン、ポリエステルやポリアミドなど幅広いプラスチック素材に対し優れた接着性能を付与することができる接着剤原料としても知られています。
コーティング&アドヒーシブレジンズ事業の責任者ロベルト・ヴィラケラー(Roberto Vila-Keller)は、「この生産能力増強により、エボニックは、反応性ポリオレフィン接着剤システムへ原料を安定的に供給し、需給バランスに大きく寄与することができます。さらにVESTOPLAST® 206の特殊な化学物性は、様々な構造物の軽量化を実現し、持続可能性に貢献します」 とコメントしています。
(本プレスリリースは、2020年12月18日にドイツで発表されたものを翻訳しています。)
エボニック インダストリーズについて
エボニックは、100ヵ国以上で事業を展開するスペシャルティケミカルの世界的リーダーの1つです。2019年度は、131億ユーロの売上、21.5億ユーロの営業利益(調整後EBITDA)を計上しました。革新的で収益性の高い持続可能なソリューションをお客様に提案するために、私たちは化学のその先を目指します。「毎日の暮らしを豊かに」という同じ目的のもと、32,000人以上の社員が働いています。
アジア・パシフィック・リージョンについて
エボニックは、世界経済を牽引し、イノベーションの宝庫であるアジア・パシフィック・リージョンで更なるビジネスの成長を目指しています。2019年度は、28.7億ユーロの売上を計上し、50以上の製造拠点で5,000人以上の社員が働いています。
スマートマテリアルズ部門について
スマートマテリアルズ部門は、省資源ソリューションを実現し、従来のものに代わる革新的なマテリアルに関するビジネスで構成されます。環境、エネルギー効率、都市化、モビリティ、健康など、私たちが直面する課題にソリューションを提供します。2019年度は、34億ユーロの売上を計上し、約7,500人の社員が働いています。当部門は、エボニック オペレーションズGmbHの一部です。
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