Press release
Japan
September 16, 2021

エボニック、「川崎テクノロジーセンター」に特殊添加剤事業の研究所を統合

エボニック ジャパン株式会社(本社:新宿、東京)は、この度、「川崎テクノロジーセンター」(旧:川崎研究所)の設備を増強し、特殊添加剤を扱うスペシャルティアディティブス部門の研究所を統合しました。

  • スペシャルティアディティブス部門の4つのビジネスラインが集結
  • 研究設備の拡張とともに規模を拡大
  • グローバル研究開発拠点の一つとして機能

 

川崎テクノロジーセンターは、塗料向け添加剤、ポリウレタンフォーム向け添加剤、石油添加剤、架橋剤を扱う4つのビジネスラインの研究所で構成されます。筑波テクノロジーセンターにあった石油添加剤の研究所が新たに加わりました。この統合により、規模は約2倍となり、研究設備の拡張も行いました。

 

4つのビジネスライン:

  • コーティングアディティブス部:塗料、コーティング、印刷インク業界における高機能ソリューションを提供。塗料・インキ用抑泡剤・脱泡剤、分散剤、消泡剤、レベリング剤、湿潤剤など。
  • コンフォート&インシュレーション部:ポリウレタン業界向け添加剤のリーディングサプライヤーとして革新的なソリューションを提供。テゴスターブ(シリコーン製泡剤)、ダブコ及びポリキャットシリーズ(アミン触媒)など。
  • クロスリンカー部:エポキシ硬化剤やイソホロン化学のリーディングサプライヤーとしてコーティング剤や接着剤に加えて高性能エラストマーや複合材料においても広範囲な製品を提供。アミン系硬化剤、イソホロン、ジアミン、ジイソシアネート、粉体塗料用硬化剤など。
  • オイルアディティブス部:自動車、工業用潤滑油、作動油、燃料、および石油精製プロセスでの使用を目的とする石油添加剤を提供。省燃費・生産性の向上、および炭素排出量の削減をサポート。

 

アジアは、世界における化学業界の売上の約60%を占め、今後も成長が見込まれます。エボニックは、アジア市場の拡大に引き続き注力しており、イノベーションはそれを実現するための要です。

 

川崎テクノロジーセンターは、アジアにおける研究開発ネットワークの拠点として、上海(中国)、シンガポール、ムンバイ(インド)とともに機能します。日本における4つのビジネスラインの技術力が集結し、グローバルネットワークの一部として機能することで、より多くの交流が促進され、アイデアが活発に生まれる機会が増えます。自動車産業をはじめ、さまざまな業界向けの技術開発を行い、お客様のニーズを迅速に把握し、最適なソリューションを提案します。

日本におけるエボニックグループの代表 フロリアン・キルシュナーは、「エボニックは、お客様のニーズを実現するための製品や卓越した技術、専門的なスタッフを擁しています。そして、自動車産業をはじめ、イノベーションが日本の強みであることは言うまでもありません。川崎テクノロジーセンターが極めて優れた技術力を持つ日本のお客様のニーズに応え、持続的なビジネスの成長に貢献できると確信しています」とコメントしています。

新設されたスプレーブース(コーティングアディティブス部)

<概要>

名  称: エボニック ジャパン 川崎テクノロジーセンター

所在地: 川崎市高津区坂戸3-2-1 かながわサイエンスパーク(KSP)内

エボニック インダストリーズについて

エボニックは、100ヵ国以上で事業を展開するスペシャルティケミカルの世界的リーダーの1つです。2020年度は、122億ユーロの売上、19.1億ユーロの営業利益(調整後EBITDA)を計上しました。

革新的で収益性の高い持続可能なソリューションをお客様に提案するために、私たちは化学のその先を目指します。「毎日の暮らしを豊かに」という同じ目的のもと、33,000人以上の社員が働いています。

アジア・パシフィック・リージョンについて

エボニックは、世界経済を牽引し、イノベーションの宝庫であるアジア・パシフィック・リージョンで更なるビジネスの成長を目指しています。2020年度は、28.4億ユーロの売上を計上し、50以上の製造拠点で5,000人以上の社員が働いています。

免責事項     

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