エボニック、フランスのヘルスケア事業の製造拠点でカーボンニュートラルを実現
エボニック インダストリーズ(本社:ドイツ、エッセン 以下「エボニック」)は、フランス北部・アム(HAM)にあるヘルスケア事業の製造拠点、エボニック・レキシムSASにおいて、温室効果ガスの直接排出量(スコープ1※)および間接排出量(スコープ2※)をゼロに削減しました。
- ヘルスケア事業の拠点として初めて、GHGプロトコルのスコープ1および2におけるカーボンニュートラルを達成
- 使用するエネルギーを地元事業者が供給するバイオガスに切り替え
- 2030年までにヘルスケア事業の全拠点でも達成を目指す
エボニックのヘルスケア事業においてカーボンニュートラルを達成した初めての拠点で、2030年までに同事業全体でスコープ1と2の達成目標を目指す姿勢を明確に示しています。
ヘルスケア部は、エボニックのライフサイエンス事業を展開するニュートリション&ケア部門に属しています。同部門はサステナビリティを中核に据えたビジョンに基づき、カーボンニュートラルを達成するための具体的な目標と行動計画を定めています。エボニック・レキシムSASでは、次の段階として、原材料などサプライチェーンから間接的に排出されるCO2(スコープ3※)を大幅に削減するための対策や活動も実施する予定です。
ヘルスケア部責任者トーマス・リアマイアー(Thomas Riermeier)は、「今回、カーボンニュートラルを達成したことで、私たちは脱炭素化に向けて重要な一歩を踏み出しました。フットプリントを削減することで、お客様が必要とする持続可能な製品を提供するだけでなく、すべての人にとってより健康でクリーンな未来の創造に貢献します」と述べています。
エボニック・レキシムSASでは、2022年初頭にグリーン電力の使用を開始し、今年5月、天然ガスから、地元のエネルギー会社エネジー(ENGIE)が供給するバイオガス(農業廃棄物から製造されるバイオメタン)の使用に切り替えました。これにより、フランス北部の十分に整備されたバイオガスネットワークを利用できるようになりました。
エボニックのヘルスケア部は、世界有数の製薬企業、機能性食品企業、医療機器企業にとって、グローバルなイノベーションハブとなっています。なお、エボニック・レキシムSASでは、細胞培養や非経口栄養剤に使用されるアミノ酸やペプチドを製造しており、70年以上の歴史がある拠点で約230名が働いています。
※「スコープ」とは、温室効果ガスの排出に関する国際規準、GHGプロトコルにおけるガス排出の3つの分類
(本プレスリリースは、2023年7月 11日付で本社から発行されたプレスリリースを翻訳しています)
エボニック インダストリーズについて
エボニックは、100ヵ国以上で事業を展開するスペシャルティケミカルの世界的リーダーの1つです。2022年度は、185億ユーロの売上、24.9億ユーロの営業利益(調整後EBITDA)を計上しました。 革新的で収益性の高い持続可能なソリューションをお客様に提案するために、私たちは化学のその先を目指します。「毎日の暮らしを豊かに」という同じ目的のもと、34,000人以上の社員が働いています。
アジア・パシフィック・リージョンについて
エボニックは、世界経済を牽引し、イノベーションの宝庫であるアジア・パシフィック・リージョンで更なるビジネスの成長を目指しています。2022年度は、37.8億ユーロの売上を計上し、50以上の製造拠点で5,200人以上の社員が働いています。
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