Press release
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April 28, 2022

2022年度第1四半期業績速報値

エボニック、第1四半期の業績が予想を大幅に上回る

エボニック インダストリーズ(本社:ドイツ、エッセン)は、資本市場の予想を大きく上回る2022年の好調なスタートを切りました。4月21日に発表した速報値によると、第1四半期の調整後EBITDA(支払利息・税金・減価償却費控除前利益)は7.35億ユーロに増加しました。アナリストの予測値は、約6.52億ユーロでした。

  • 調整後EBITDAは25%増の7.35億ユーロ
  • コストの増加を価格に反映
  • 予防策として棚卸資産を増加
     

取締役会長クリスチャン・クルマン(Christian Kullmann)は、「すべての事業部門で、販売価格を調整することができたため、変動費の増加分と相殺することができました。ビジネス環境は不確実性とボトルネックに見舞われましたが、エボニックは良いスタートを切ることができました」とコメントしています。

主にニュートリション&ケア部門とパフォーマンスマテリアルズ部門が現在の成長の原動力となっています。飼料用必須アミノ酸事業は、需要の増加と販売価格の上昇の恩恵を受けました。シンガポール、アントワープ、アラバマに世界的規模の生産拠点を展開することで、エボニックはアジア、ヨーロッパ、アメリカへ高品質かつ費用対効果に優れた製品提供を実現しています。また、ドラッグデリバリーシステムと化粧品向けアクティブ原料も大幅な増益に貢献しました。

パフォーマンスマテリアルズ部門は、C4製品の需要増と販売価格上昇が寄与しました。現状では、ナフサの価格に関する条項が、原油価格上昇に対するリスクヘッジとして機能しています。

こうした動きはエボニックの売上高にも反映されており、1~3月期の売上高は前年同期比34%増の45億ユーロ、調整後純利益は前年同期比49%増の3.56億ユーロとなりました。

第1四半期のフリーキャッシュフローは、前年同期の3.12億ユーロに対し、1.33億ユーロとなりました。最高財務責任者(CFO)のウテ・ヴォルフ(Ute Wolf)は、「コストの上昇と、とりわけ原材料費の高騰により、当社の棚卸資産の評価が上昇しました。さらに、予防策として棚卸資産を増加させたため、今後のサプライチェーンの混乱に対する準備は整っています」と述べています。

世界経済の成長予測が低下したことを受け、エボニックは2022年全体の見通しの見直しを行いました。クルマン(Kullmann)は、「私たちは、今までにない経済不安の時代に生きています。エネルギー価格の高騰と原材料の供給に関する大きな不確実性が、産業と経済全体に重くのしかかっています」と述べています。

エボニックは、世界経済の成長率を現在3.3パーセントと予測しています。クルマン(Kullmann)は、「当社の年初の好調なスタートを踏まえ、また地政学的状況がこれ以上悪化しないという前提で、通年の見通しを確定します」とコメントしています。調整後EBITDAは、25億ユーロから26億ユーロ、売上高は155億ユーロから165億ユーロの間となる見込みです。2021年の調整後EBITDAは23.8億ユーロ、売上高は150億ユーロでした。

エボニックは予定通り2022年5月6日に正式な業績発表を行います。

(本プレスリリースは、2022年4月21日にドイツで発表されたものを翻訳しています。)

エボニック インダストリーズについて

エボニックは、100ヵ国以上で事業を展開するスペシャルティケミカルの世界的リーダーの1つです。2021年度は、150億ユーロの売上、23.8億ユーロの営業利益(調整後EBITDA)を計上しました。 革新的で収益性の高い持続可能なソリューションをお客様に提案するために、私たちは化学のその先を目指します。「毎日の暮らしを豊かに」という同じ目的のもと、33,000人以上の社員が働いています。

 

アジア・パシフィック・リージョンについて

エボニックは、世界経済を牽引し、イノベーションの宝庫であるアジア・パシフィック・リージョンで更なるビジネスの成長を目指しています。2021年度は、34.1億ユーロの売上を計上し、50以上の製造拠点で5,000人以上の社員が働いています。

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このプレスリリースに記載されている見通しや期待、または将来の予測に関する記述は、既知または未知のリスクと不確実性を含む可能性があります。実際の結果や発展は事業環境の変化により異なる場合があります。エボニック インダストリーズ AGはこのリリースに含まれる見通し、期待、記述に関して、更新の義務を負いません。