エボニック、2つの新しい湿潤剤TEGO® Wet 290 および TEGO® Wet 296を上市、シリーズを拡充
エボニック インダストリーズ（本社：ドイツ、エッセン 以下「エボニック」）のコーティングアディティブス部は、2つの新しい湿潤剤TEGO® Wet 290およびTEGO® Wet 296を上市します。自動車用と木工用の水系コーティング剤を主な用途とし、どちらも木材、プラスチック、金属表面など様々な基材に使用することができます。この2つの湿潤剤は、従来品に比べ、高い濡れ性とクレーター防止性を備えており、流動性とレベリング性も強化されています。
- 自動車用・木工用コーティング剤を中心に幅広い用途に対応
- 高い濡れ性とクレーター防止性
- 優れた流動性とレベリング性
視覚的に美しい自動車用・木工用コーティング剤への新たなソリューション
TEGO® Wet 290とTEGO® Wet 296の優れた流動性およびレベリング性は、独特な色調を持つ光沢塗料の需要が増え続ける自動車市場において最適な製品です。そして、本製品の優れた濡れ性は、多くのエンドユーザーにとって重要な木材の細孔構造を十分に引き出すことができるため、木工用コーティング剤メーカーにとって多くのメリットがあります。
工業・自動車用塗料向け添加剤の責任者を務めるマクシミリアン・モラン（Maximilian Morin）は、「当社は、コーティング業界のお客様に対する真のグローバルパートナーとして、製品の拡充に常に取り組み、進化する市場とお客様のニーズに応えています。新しい2つの湿潤剤で、自動車や木製家具用の塗料に求められる美しい外観に対する必要条件を満たしたいと考えています」と述べています。
TEGO® Wet 290 および TEGO® Wet 296の組成
2つの添加剤の主な違いは、その組成にあります。TEGO® Wet 290は、100%ポリエーテル変性シロキサンで構成されているため、低揮発性の処方に適しています。TEGO® Wet 296は、DPM（ジプロピレングリコールメチルエーテル）中のポリエーテル変性シロキサンの52%溶液で、自動車用水性ベースコートなどの低固形分処方に適しています。
自動車塗料向け塗料の応用研究・技術部門マネジャーを担当するアンドレアス・シュテュットゲン（Andreas Stüttgen）は「TEGO® Wet 296は、希釈された添加剤であるため、容易に処方に組み込むことができます。また、添加剤を過剰に使用すると表面にクレーターが発生しますが、本製品を使うことでクレーターが発生しにくくなります。さらに、無希釈製品を必要なレベルまで希釈することもできます」とコメントしています。
さらに詳しい情報は、www.coating-additives.comでご覧いただけます。
（本プレスリリースは、2023年2月 21日付で本社から発行されたプレスリリースを翻訳しています。）
エボニック インダストリーズについて
エボニックは、100ヵ国以上で事業を展開するスペシャルティケミカルの世界的リーダーの1つです。2022年度は、185億ユーロの売上、24.9億ユーロの営業利益（調整後EBITDA）を計上しました。革新的で収益性の高い持続可能なソリューションをお客様に提案するために、私たちは化学のその先を目指します。「毎日の暮らしを豊かに」という同じ目的のもと、34,000人以上の社員が働いています。
アジア・パシフィック・リージョンについて
エボニックは、世界経済を牽引し、イノベーションの宝庫であるアジア・パシフィック・リージョンで更なるビジネスの成長を目指しています。2022年度は、37.8億ユーロの売上を計上し、50以上の製造拠点で5,200人以上の社員が働いています。
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