エボニック、生体吸収性医療用インプラントの3Dプリンティングに対応したRESOMER® Filamentsを発表
医療用インプラント向けバイオマテリアルをリードするエボニック インダストリーズ(本社:エッセン、ドイツ)は、カスタマイズされた高解像度の生体吸収性インプラントの3Dプリンティングを可能にする新製品ラインRESOMER® Filamentsを発表しました。
RESOMER® Filamentsは、熱溶解積層(FDM、Fused Deposition Modelling)方式とも呼ばれるFFF方式3Dプリンタ向けに医療グレードのRESOMER®をベースにした高品質フィラメントを即利用できる形状で提供され、その仕様は高解像度3Dプリンティングの特性である再現性を可能にするようデザインされています。
ポリ-L-ラクチド(PLLA)、ポリ(ラクチド-co-グリコリド)共重合体(PLGA)、ポリカプロラクトン(PCL)、ポリジオキサノン(PDO)がスタンダード品です。さらに、リクエストに応じたカスタマイズ品にも対応します。強度や破断点などの力学的性質や、生体吸収速度については6ヶ月以下から3年以上まで用途に合わせ調整できます。
「当社の革新的な新製品ラインRESOMER® Filamentsは、その柔軟性と精密さにより、頭蓋再建、整形外科、歯科での適用など、幅広い医療分野での最適な3Dプリンティング利用を可能にします」と、グローバルバイオマテリアル部門の責任者、アンドレアス・カラウ(Andreas Karau)はコメントしています。
「お客様は、アメリカにあるエボニックのメディカルデバイス・コンピテンシーセンターやドイツ、中国にある研究所の技術専門知識を活用し、製品性能を最適化し、商用化の過程をスムーズにすることができます」とも述べています。
RESOMER® Filamentsに関する詳しい情報は、resomer@evonik.comまたは、www.evonik.com/resomerまでお問い合わせください。
エボニック インダストリーズについて
エボニックはスペシャルティケミカルの世界的リーダーの1つです。専門性の高いビジネス、顧客中心の革新的な技術力、信頼できるパフォーマンス志向の企業文化は、エボニックの企業戦略の根幹であり、収益性の高い成長と持続的な企業価値向上に貢献します。エボニックが優位性を誇るマーケットから企業利益の多くはもたらされています。100カ国以上で事業を展開し、2018年度の従業員が32,000人を超える継続事業の売上高は133億ユーロ、EBITDA(金利・税金・償却前利益)は21.5億ユーロを計上しました。
ニュートリション&ケア部門について
ニュートリション&ケアは、エボニックニュートリション&ケアGmbHが主導しており、日常生活に欠かせない日用品、畜産動物の栄養、ヘルスケアに関する製品を提供しています。このセグメントは約8,200名の従業員を有し、2018年度は約46億ユーロの売上を計上しました。
免責事項
このプレスリリースに記載されている見通しや期待、または将来の予測に関する記述は、既知または未知のリスクと不確実性を含む可能性があります。実際の結果や発展は事業環境の変化により異なる場合があります。エボニック インダストリーズ AGはこのリリースに含まれる見通し、期待、記述に関して、更新の義務を負いません。