エボニック、艶消し剤ACEMATT®シリーズの生産をアジアで拡大
台湾の製造拠点において艶消し剤の生産能力を拡大します
- 台湾でシリカの艶消し剤の生産能力を増強
- 新しい艶消し剤ACEMATT® OK 630を上市
- アジア地域の顧客への継続的なコミットメントを示す投資
エボニック インダストリーズ（本社：ドイツ、エッセン 以下「エボニック」）のコーティングアディティブス部は、台湾の製造拠点において艶消し剤の生産能力を拡大します。湿式シリカの技術の進歩とともに、この重要な投資は、広く親しまれているACEMATT®製品群を拡大し、アジアにおける艶消し剤の需要増加に対応するものです。これに合わせ、ACEMATT®シリーズに新製品として、アジア市場向けに特別に設計された表面処理シリカACEMATT® OK 630が上市されました。
コーティングアディティブス部で工業・自動車用塗料向け添加剤の責任者を務めるマクシミリアン・モリン（Maximilian Morin）は、「お客様のグローバル・パートナーとして、当社は世界的に有名なACEMATT®製品群をさらに発展させ、世界規模での供給状況を改善することに全力を尽くしています。台湾プラントの稼働と、新開発した艶消し剤の製造への活用は、成長著しいアジア市場のお客様をサポートする製品群を拡充するうえで重要なステップです」と述べています。
ACEMATT® OK 630は、水性および溶剤系、ならびに顔料系やクリアコートにも使用できる、非常に効率的で汎用性の高い艶消し剤です。優れた分散性と低い粘度影響により、ACEMATT® OK 630はハイソリッド系に理想的な製品となります。
コーティングアディティブス部で建築用コーティング剤の責任者を務めるカティナ・キープ（Dr. Katina Kiep）は、「ACEMATT® OK 630は非常に効率的で透明性が高く、乳白色化や曇りのない驚くほど深みのあるマットな仕上がりを実現します。このため、クリアコートに理想的な製品となっています」と述べています。
ACEMATT®ブランドは、処方設計者が求める艶消し効果と配合しやすさの良いバランスを兼ね備えた製品群を提供します。さらに、ACEMATT®シリーズの製品は、半光沢からディープマットまで、あらゆる艶消しレベルに対応します。主に、一般工業塗料、自動車OEM用塗料、プラスチック塗料、繊維塗料、皮革塗料、木工塗料およびインキなどに使用されます。
台湾で生産される艶消し剤ACEMATT®は、ドイツ・ボンにあるエボニックの製造拠点で現在生産されている製品と同じ特性を備えています。
（本プレスリリースは、2023年12月 21日付で本社から発行されたプレスリリースを翻訳しています。）
エボニック インダストリーズについて
エボニックは、100ヵ国以上で事業を展開するスペシャルティケミカルの世界的リーダーの1つです。2022年度は、150億ユーロの売上、24.9億ユーロの営業利益（調整後EBITDA）を計上しました。 革新的で収益性の高い持続可能なソリューションをお客様に提案するために、私たちは化学のその先を目指します。「毎日の暮らしを豊かに」という同じ目的のもと、34,000人以上の社員が働いています。
アジア・パシフィック・リージョンについて
エボニックは、世界経済を牽引し、イノベーションの宝庫であるアジア・パシフィック・リージョンで更なるビジネスの成長を目指しています。2022年度は、37.8億ユーロの売上を計上し、50以上の製造拠点で5,200人以上の社員が働いています。
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