エボニック、新たな機能を搭載した飼料原料データベースAMINODat® 6.0を発表
エボニック インダストリーズ(本社:ドイツ、エッセン)は、常に最新の情報を利用できる包括的な飼料原料のデータベースAMINODat® 6.0を開発しました。これをもとに、より精密な飼料設計が可能となります。
- 対象となる飼料原料は500種類以上、世界各国から収集した1万8千点以上のサンプルの分析結果に基づくデータベース
- アミノ酸や脂肪酸組成、一般成分、ミネラルやエネルギー、その他さまざまな品質パラメータを収載
- 定期的に更新されるウェブアプリとして提供を開始
「家畜を健康的かつ効率的に飼養し、同時に天然資源の保全を目指すには、飼料原料について熟知する必要があります」と、エボニックのアニマルニュートリション部の責任者 エマニュエル・アウアー(Dr. Emmanuel Auer)はコメントしています。
エボニックのアニマルニュートリション部は、数十年にわたって飼料原料の分析を行い、そのデータを用いてお客様をサポートしています。従来は印刷物や双方向型ソフトウェアを介して5年ごとにデータを提供していましたが、AMINODat® 6.0では、ウェブアプリの形で、より短い間隔で更新された情報提供を可能にします。「これは、お客様を年に数回更新される情報でサポートできることを意味します」と、アニマルニュートリションのサービス開発責任者マーカス・ヴィルタフスキー゠マルティン(Dr. Markus Wiltafsky-Martin)は述べています。
飼料原料の品質は、生育、乾燥、貯蔵の条件によって大きなばらつきがあります。ヴィルタフスキー゠マルティンによると「これらの条件は季節によって変化するだけではなく、地域によっても異なります。そのため、全世界の平均値のみならず、国ごとの数値も提供しています。」
エボニックは、世界各国のお客様から届けられる飼料原料のサンプルをもとに分析を行っています。AMINODat® 6.0は、500種類を超える飼料原料について1万8千点以上のサンプルの分析結果から構成されています。
AMINODat® 6.0は、飼料原料のアミノ酸組成や一般成分含量のほかに、以下のデータを提供します。
- エボニックの専門家によって更新及び拡張されたアミノ酸消化率
- 新機能としての飼料原料の脂肪酸組成
- 抗栄養因子、タンパク質溶解度や反応性リジン含量などの熱処理の度合いを示す品質パラメータ
- 動物性原料やサイレージを評価する上で重要な生体アミン
- 鶏、豚、養殖魚における最新のアミノ酸推奨量
エボニックは4月18日から20日に重慶市で開催された中国フィードエキスポ(China Feed Expo)にて、AMINODat® 6.0 を業界に向けて発表しました。
(本プレスリリースは、2021年4月13日にドイツで発表されたものを翻訳しています。)
エボニック インダストリーズについて
エボニックは、100ヵ国以上で事業を展開するスペシャルティケミカルの世界的リーダーの1つです。2020年度は、122億ユーロの売上、19.1億ユーロの営業利益(調整後EBITDA)を計上しました。革新的で収益性の高い持続可能なソリューションをお客様に提案するために、私たちは化学のその先を目指します。「毎日の暮らしを豊かに」という同じ目的のもと、33,000人以上の社員が働いています。
アジア・パシフィック・リージョンについて
エボニックは、世界経済を牽引し、イノベーションの宝庫であるアジア・パシフィック・リージョンで更なるビジネスの成長を目指しています。2020年度は、28.7億ユーロの売上を計上し、50以上の製造拠点で5,000人以上の社員が働いています。
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