エボニック、新しいヒートシールバインダー 「DEGALAN® VP P 34」を発売
• DEGALAN® VP P34により他の接着付与樹脂を添加することなくアルミへの直接接着が可能に
• 塗料・接着剤配合の簡素化に寄与
エボニックはDEGALAN®の商標名で販売しているメタクリレートバインダーに加え、アルミ箔への直接塗布が可能で、更にコーティング配合の簡素化を可能にする新しいヒートシールバインダー樹脂を発売します。DEGALAN®はヨーグルトの蓋材や錠剤パッケージの接着剤として幅広く使用されています。
包装材料へのコーティング改良要求は包装素材が幅広く変化することにより年々高まっています。例えば、ヨーグルトの蓋材もアルミやプラスチック素材で構成され、またカップ素材もポリプロピレンやポリスチレン、ポリエチレンテレフタラート(PET)やビニル素材(PVC)など多岐にわたる素材に接着させなければなりません。
エボニックは次世代のヒートシールバインダー樹脂を新たに開発することに成功しました。新製品、DEGALAN® VP P 34はアルミ箔に直接塗布することが出来るので、既存のアプリケーションでは必要な、塩酢ビ系樹脂をプライマーとして塗布、もしくは共配合する必要がなくなります。例えば、アルミ蓋材とポリスチレンカップ用ヒートシール材はこの新製品により「1つのバインダーを1種類の溶剤で」構成することができ、ヒートシール・コーティング配合を簡素化できます。その理由はDEGALAN® VP P 34がヒートシール配合に幅広く使用されている揮発性の高い酢酸エチルに容易に溶解できるビーズポリマーであるからです。
更なる利点は、様々な素材に貼り合せるヒートシール部の強い接着と幅広い接着可能温度が挙げられます。錠剤包材のアルミ箔では180℃の接着温度で7N/15mm以上の接着強度が実現でき、ヨーグルト容器では同じ接着強度がわずか140℃の接着温度から実現可能となります。
DEGALAN® VP P 34に関する。技術資料やサンプルにつきましてはエボニック ジャパン株式会社 コーティング原料部(TEL 03-5323-7409)またはEvonik Industries AG グローバルテクニカルサービス(TEL +49-6151-184-960)までお問い合わせください。
(このプレスリリースは2015年1月14日にドイツで発表されたものの翻訳版です)
エボニック インダストリーズについて
ドイツのクリエイティブな産業グループであるエボニックは、スペシャルティケミカルの世界的リーダーです。私たちの活動はヘルス・ニュートリション、エネルギー効率化、グローバリゼーションといった世界のメガトレンドに集中しており、企業の有益な成長と企業価値の増大は私たちが目指す戦略の大事な根幹となります。エボニックは革新的なプロセスと統合的な技術プラットフォームを強みとしています。
エボニック インダストリーズは世界100ヶ国以上で活動しており、2013年度は33,500人以上の社員を有し、総売上高は127億ユーロ、EBITDA(金利・税金・償却前利益)は20億ユーロを計上しました。
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