Press release
Japan
April 9, 2014

東京大学とエボニック、Global Proprius21「ストラテジック パートナーシップ」を締結

最先端の材料技術開発をめざした共同研究や研究開発人材の育成・交流など、グローバルで幅広い視点から、新たな産学連携を目指す

国立大学法人東京大学(総長:濱田 純一/以下東京大学)とドイツのスペシャルティケミカル会社であるエボニック インダストリーズ(取締役会長:クラウス・エンゲル/以下、エボニック)は、2014年4月8日、Global Proprius21「ストラテジック パートナーシップ」を締結しました。    
東京大学とエボニックは2011年7月から、東京大学産学連携本部の主導する「成果の見える共同研究」創出のための共同研究立案企画プログラム「Proprius21」での連携を開始し、その中から創出された複数分野の共同研究を通して最先端の材料開発に取り組み、成果を上げてきました。今後はProprius21の枠組みを発展させることで連携体制をさらに密にして、より広範囲にわたる研究分野での共同研究の創出に取り組むとともに、人材の育成や交流なども含めた幅広い連携の推進を開始します。東京大学においては欧州の大手化学系企業との、またエボニックにおいては日本の大学との初めての本格的な大型産学連携の開始となります。
今回のGlobal Proprius21「ストラテジック パートナーシップ」は5年間という長期にわたる取り組みで、新しい領域の開拓を含む世界的な視点から社会的ニーズに即した複数の研究テーマ発掘と、双方の研究施設を活用した産学共同研究の実施を図ります。同時に研究人材の学術交流や、次世代研究開発人材の育成などでも連携することで、グローバルな社会的価値の創出を推進していきます。

写真キャプション:
4月8日、東京大学(本郷)にて
各務茂夫(東京大学産学連携本部 教授)、原田昇(東京大学 産学連携本部長)、
ピータ・ナグラー(エボニック インダストリーズ、チーフイノベーションオフィサー)、
ウルリッヒ・ジーラー(日本におけるエボニック グループ代表) (左から)