Press release
Animal Nutrition
September 16, 2020

エボニック、独自ブランドのグアニジノ酢酸、GuanAMINO®を展開

エボニック インダストリーズ(本社:ドイツ、エッセン)は、家畜生産におけるエネルギー代謝を高めるグアニジノ酢酸(GAA)を独自展開いたします。

お客様に2018年末まで供給し続けていたGAAのサプライヤー契約が解除となってから2年近く経ちますが、この度グアニジノ酢酸、GuanAMINO®を独自展開することとなりました。エボニックにとっては、自社展開のグアニジノ酢酸をグローバルマーケットに供給し、家畜栄養のGAA活用を拡大する良い機会となります。

GuanAMINO®は、クレアチンの前駆体であるグアニジノ酢酸で、家畜に最適な方法でクレアチンを供給し、パフォーマンスや栄養の利用効率を高めることで、給与飼料の費用対効果を向上させます。

「GuanAMINO®は飼料製造においての安定性やバイオアベイラビリティが高く、最良のクレアチン源サプリです。GuanAMINO®を飼料に添加することによりクレアチン量の不足分を補い、栄養の有効利用の効果と効率を上げ、家畜生産コストを最適化します」とエボニック、アニマルニュートリション部、サステナブル ヘルシー ニュートリション製品ラインの責任者、トーベン・マドセン(Dr. Torben Madsen)はコメントしています。

「私たちは大きなマイルストーンを迎え、お客様のそれぞれのニーズに合った最適なソリューションを継続して提供できるようになったことを大変うれしく思います。GuanAMINO®という最良のクレアチン源により、サステナブルで動物のパフォーマンスを向上させる別のソリューションを提供します」とも述べています。

クレアチンは、エネルギーを大量に消費する細胞(特に筋細胞)への栄養を十分にいきわたらせる働きをするため、脊椎動物にとって不可欠です。GuanAMINO®を飼料に添加することにより、飼料の畜産物への有効利用率が著しく改善されることが期待できます。

クレアチンは体内でGAAのメチル化によって生成され、GAA自体もグリシンやアルギニンなどのアミノ酸から合成されます。しかし、成長が速い動物では、体内で生成されるクレアチンは日々の必要量の3分の2程度しかなく、残りは飼料添加剤で補う必要があります。

GuanAMINO®の、流動性に優れたグラニュラー状粒子でほぼ無塵という特性により、飼料生産における作業性が高まります。

エボニック インダストリーズについて

エボニックは、100ヵ国以上で事業を展開するスペシャルティケミカルの世界的リーダーの1つです。2019年度は、131億ユーロの売上、21.5億ユーロの営業利益(調整後EBITDA)を計上しました。

革新的で収益性の高い持続可能なソリューションをお客様に提案するために、私たちは化学のその先を目指します。「毎日の暮らしを豊かに」という同じ目的のもと、32,000人以上の社員が働いています。

ニュートリション&ケア部門について

ニュートリション&ケア部門の事業の焦点は、健康と生活の質にあります。 医薬品有効成分、医療用機器、ヒトと動物向けの栄養、パーソナルケア、化粧品、家庭用洗浄剤などの差別化されたソリューションを開発しています。 これらの弾力性のある最終市場で、2019年度は29.2億ユーロの売上を計上し、約5,300人の社員が働いています。当部門は、エボニック オペレーションズGmbHの一部です。

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