Press release
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September 6, 2024

 

エボニック、ICIGへの高吸水性樹脂事業売却を完了

エボニック インダストリーズ(本社:ドイツ、エッセン 以下「エボニック」)は、高吸水性樹脂事業のインターナショナル・ケミカル・インベスターズ・グループ(ICIG)への売却を、競争当局の承認を得て2024年8月31日に完了しました。

  • ICIGがドイツ・米国計5ヶ所の生産施設を承継
  • 2024年9月1日以降、約1,000人の従業員はICIGグループのもとで雇用を継続
  • 売却による収益はエボニックのグリーントランスフォーメーション投資に充当

 

高吸水性樹脂は、おむつなどの衛生用品の吸収体として使用されるパウダー状のポリマーです。売却した事業は、2023年に8.92億ユーロの売上高を計上し、約1,000人の従業員、さらにドイツに3拠点、米国に2拠点の生産施設を有していました。

高吸水性樹脂事業の売却は、パフォーマンスマテリアルズ部門における計3つの事業売却の第二弾になります。第一弾として行われたリュルスドルフの拠点と関連事業の売却(同じくICIGへの売却)、それに次ぐ高吸水性樹脂事業の売却を終え、旧パフォーマンスインターミディエイツ事業は存続しますが、同事業の売却プロセス開始に向けて市場調査を実施しています。

取締役会長クリスチャン・クルマン(Christian Kullmann)は、「経済のグリーントランスフォーメーションを推進し、利益率が高く安定した事業にポートフォリオを集中させたいと考えています。特に、従業員に対する社会的責任を果たした上で、一貫してこの道を追求しています」と述べています。

ICIGはドイツのフランクフルト・アム・マインに本社を置く、実績ある化学品投資会社です。同社グループは現在、世界約50カ所の拠点と7,800人以上の従業員を擁し、高吸水性樹脂事業を含めると、40億ユーロを上回る年間売上高を計上しています。ICIG監査役会会長のアヒム・リーマン(Dr. Achim Riemann)は、「高吸水性樹脂がICIGの新たなプラットフォームに加わり、全従業員を温かく迎えられることを嬉しく思います。今回の買収は、社内外での成長を通じて追及していく拡大路線の一環として実施しました」と述べています。

 

(本プレスリリースは、20249 2日付で本社から発行されたプレスリリースを翻訳しています。

エボニック インダストリーズについて

エボニックは、100ヵ国以上で事業を展開するスペシャルティケミカルの世界的リーダーの1つです。2023年度は、153億ユーロの売上、16.6億ユーロの営業利益(調整後EBITDA)を計上しました。 革新的で収益性の高い持続可能なソリューションをお客様に提案するために、私たちは化学のその先を目指します。「毎日の暮らしを豊かに」という同じ目的のもと、33,000人以上の社員が働いています。

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