エボニック、「RHEANCE® One」 が銅賞受賞~CITE JAPAN 2021 アワード 環境部門~
エボニック インダストリーズ(本社:ドイツ、エッセン)の「RHEANCE® One(レハンス ワン)」が、第10回化粧品産業技術展の「CITE JAPAN 2021 アワード」環境部門で銅賞を受賞しました。
- エボニックのグリーンバイオサーファクタント「RHEANCE® One」が環境部門で表彰
- 本受賞は、サステナビリティがエボニックの成長と革新をいかに推進しているかを証明
5月21日、化粧品産業技術展 CITE JAPAN では、今年 10 回目の節目を記念して「CITE JAPAN 2021 アワード」の発表がありました。本アワードは、化粧品関連の各業界企業が一堂に会する CITE JAPAN 2021において、出展された製品・技術・サービスの中から、化粧品業界への貢献度や革新性、インパクトが優れているものを、環境部門と技術部門の2 部門で選出し表彰が行われるもので、今年度初めて開催されました。
暮らしの質向上は、ニュートリション&ケア部門の最も大切にしていることです。エボニックのバイオテクノロジー製品群において、より持続可能な製造・調達プロセスを用いた先進のバイオマテリアルの開発は、私たちのイノベーションと成長における原動力です。エボニックのケアソリューションズ部は、RHEANCE® Oneなどの差別化された製品の開発を通して、サステナビリティの原則を実証し続けています。
バイオサーファクタントである糖脂質「RHEANCE® One」は、100%再生可能原料由来であるだけではなく、製造に発酵プロセスが用いられており、炭素源として熱帯植物油脂を使わず、持続可能に栽培された植物由来の天然糖のみを使用しています。水生毒性が非常に低く、生分解性100%であり、SLESなど既存の活性剤に比べ刺激が低く、高いクレンジング力と起泡力を発揮、香料などのオイルに対する高い可溶化能など “環境配慮型の次世代多機能原料”であるとして、今回環境部門にノミネートされました。
「生合成と生分解の両技術を実現する界面活性剤は、環境負荷低減にとても影響力のある原料だと思います」というコメントを審査員からいただいた通り、環境貢献・革新性・継続性などの審査項目について、「RHEANCE® One」の次世代の地球環境に配慮した製品設計や、持続可能な資源利用を特に重視した製造プロセス、またその技術革新が高く評価され、今回の受賞に至りました。
日本におけるケアソリューションズ部責任者 伊達 亜希子は、「RHEANCE® Oneは、サステナビリティと高機能の両面を持ち合わせた製品です。この度、このようなエボニックの革新的技術に基づく製品が評価され、表彰いただいたことを大変光栄に思います。全世界的に注目をされている本製品ですが、日本市場においても年々高まりつつあるサステナビリティに対するニーズに応えるべく、RHEANCE® Oneの可能性を最大限引き出し、お客様の処方開発をサポートできるよう邁進します」とコメントしています。
RHEANCE® Oneは、2018年に「in-cosmetics 2018」で上市され、Best Functional Ingredients金賞を受賞するなど、グローバルでの製品開発が進んでいます。
現在、エボニックの売上の約35%は、競合製品と比べ、より優れたサステナビリティをお客様に提供する製品からもたらされています。エボニックは、引き続きサステナビリティで差別化を図ることのできる製品開発に注力してまいります。
エボニック インダストリーズについて
エボニックは、100ヵ国以上で事業を展開するスペシャルティケミカルの世界的リーダーの1つです。2020年度は、122億ユーロの売上、19.1億ユーロの営業利益(調整後EBITDA)を計上しました。革新的で収益性の高い持続可能なソリューションをお客様に提案するために、私たちは化学のその先を目指します。「毎日の暮らしを豊かに」という同じ目的のもと、33,000人以上の社員が働いています。
アジア・パシフィック・リージョンについて
エボニックは、世界経済を牽引し、イノベーションの宝庫であるアジア・パシフィック・リージョンで更なるビジネスの成長を目指しています。2020年度は、28.7億ユーロの売上を計上し、50以上の製造拠点で5,000人以上の社員が働いています。
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