建築用塗料向けの新たな万能アイテム
エボニック、バイオ由来消泡剤「TEGO® Foamex 18」を発売
エボニック インダストリーズ(本社:ドイツ、エッセン)は、初のバイオ由来消泡剤「TEGO® Foamex 18」を発表しました。
- 再生可能資源を98%使用
- 関連するすべてのエコラベルの要件を満たす
- 消泡性と相溶性のバランスに優れた製品
建築分野では、優れた消泡剤に対して様々なニーズがあり、「バイオ由来」という特徴だけでは、良い消泡剤とは言えません。例えば、添加剤には、適応性が高く、エコラベル基準を満たし、幅広い配合に使えること、そして、当然のことながら、泡の形成を確実に防ぐことが求められます。TEGO® Foamex 18は、これらの要件を満たし、建築市場向けに特別に開発されたエボニック初のバイオ由来消泡剤です。
再生可能原料である植物油を98%使用というユニークな特長をもつTEGO® Foamex 18が加わり、コーティングアディティブス部の豊富な消泡剤ポートフォリオがさらに拡充されました。建築用コーティング材市場セグメント・欧州エリア責任者ナディア・レンハート(Nadia Lenhardt)は、「サステナビリティを塗料配合に求める市場の傾向は、途切れることなく続いています。当社の水系添加剤は、何十年も前から使用されていますが、新たなバイオ由来の添加剤の誕生は、バイオベース塗料のサステナブルな配合に向け取り組む当社にとって、新たなステップとなります」とコメントしています。
TEGO® Foamex 18は、消泡性と相溶性のバランスに非常に優れています。また、使用方法が簡単で、分散とレットダウンの両方の段階で利用できるため、汎用性が高く、幅広い配合に適しています。さらにこの添加剤は、ブルーエンジェルやEUエコラベルなど、関連するすべてのエコラベルの要件を満たしています。
既存の消泡剤ポートフォリオを建築分野に限らず、工業用、自動車用、印刷インキ用途にも継続的に拡大することで、エボニックのコーティングアディティブス部は、需要のあるほぼすべての配合に最適なソリューションを提供していきます。
また、当社の規制ガイダンスの専門家は、規制問題に関するあらゆる質問にお答えします。最もよくある質問と回答は、規制データシートに記載されています。
TEGO® Foamex 18の技術、規制、安全性などに関する詳しい情報は、www.coating-additives.comでご覧いただけます。
(本プレスリリースは、2020年11月10日にドイツで発表されたものを翻訳しています。)
エボニック インダストリーズについて
エボニックは、100ヵ国以上で事業を展開するスペシャルティケミカルの世界的リーダーの1つです。2019年度は、131億ユーロの売上、21.5億ユーロの営業利益(調整後EBITDA)を計上しました。革新的で収益性の高い持続可能なソリューションをお客様に提案するために、私たちは化学のその先を目指します。「毎日の暮らしを豊かに」という同じ目的のもと、32,000人以上の社員が働いています。
アジア・パシフィック・リージョンについて
エボニックは、世界経済を牽引し、イノベーションの宝庫であるアジア・パシフィック・リージョンで更なるビジネスの成長を目指しています。2019年度は、28.7億ユーロの売上を計上し、50以上の製造拠点で5,000人以上の社員が働いています。
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