
エボニック、水性およびUV・EB硬化型処方向けの基材湿潤剤、TEGO® Wet 288を上市
エボニック インダストリーズ(本社:ドイツ、エッセン 以下「エボニック」)のコーティングアディティブス部は、水性およびUV・EB硬化型処方の課題を解決する独自の基材湿潤添加剤、TEGO® Wet 288を開発しました。
- 水性インクジェットインキにおける優れた効果と長期安定性
- UV・EB硬化型インキおよびコーティングで再印刷性と接着性を維持しながら優れた基材濡れ性を実現
- 幅広い食品接触包材規制に対応
従来のシリコン系湿潤剤は、高pHの水性処方では長期保存中に失活することがあり、またUV・EB硬化型処方では再印刷性や接着性に悪影響を及ぼすことがあります。しかし、TEGO® Wet 288を使うことで、これらの課題を克服することが可能です。
コーティングアディティブス部、南北アメリカ地域インキ事業応用研究・技術部門責任者を務めるカイ・ヤン(Kai Yang)は、「この革新的な技術は、お客様と密接に連携することで開発することができました。TEGO® Wet 288は、これまで実現不可能と考えられていた性能を備えています」と述べています。
TEGO® Wet 288は、水性インクジェットインキにおいて表面張力を大幅に低減させ、長期間にわたりその効果を維持することで競合技術を凌駕します。UV・EB硬化型インキやワニスでは強力な表面張力低減効果と濡れ性を発揮するとともに、硬化塗膜に対する再印刷性や接着性は維持されます。
さらに、TEGO® Wet 288は幅広い食品接触包材規制に対応しているため、食品包装用途にも適しています。この疎水性界面活性剤により、処方設計の可能性を広げることができます。
コーティングアディティブス部インキ市場の責任者を務めるスザンヌ・ストラック(Susanne Struck)は、「TEGO® Wet 288は、当社の水性およびUV・EB硬化型インキやワニス用の無溶剤で高性能な添加剤の包括的な製品群を補完するもので、幅広い食品接触包材規制に対応しています」と述べています。
コーティングアディティブス部は、水性、UV・EB硬化型、溶剤系の印刷インキやインクジェットインキ用の各種添加剤に加え、インキ用のコバインダーの幅広い製品群を提供しています。
本製品の詳しい情報は、www.coating-additives.comでご覧いただけます。
(本プレスリリースは、2025年4月 11日付で本社から発行されたプレスリリースを翻訳しています。)
エボニック インダストリーズについて
エボニックは、100ヵ国以上で事業を展開するスペシャルティケミカルの世界的リーダーの1つです。2024年度は、152億ユーロの売上、21億ユーロの営業利益(調整後EBITDA)を計上しました。 革新的で収益性の高い持続可能なソリューションをお客様に提案するために、私たちは化学のその先を目指します。「毎日の暮らしを豊かに」という同じ目的のもと、約32,000人の社員が働いています。
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