VESTALITE®SがIALTAグリーンイノベーションアワードを受賞
エボニック(本社:ドイツ、エッセン)のクロスリンカー事業部は、VESTALITE®S硬化剤の優れた特性が認められ、このたび自動車軽量化グリーンイノベーションアワード(Automotive Lightweight Green Technology Innovation Award)を受賞しました。
2005年に設立されたInternational Green Auto Lightweight Technology Alliance(IALTA)*は、自動車の省エネルギー、排出量削減、安全性に貢献し、さらに、軽量化を実現する材料から、革新的で優れた技術を毎年表彰しています。2019年12月に中国・ホーフェイで開催された第13回国際自動車軽量化技術および材料技術イノベーションサミットにおいて2019年の受賞企業が発表されました。事前に9つのソリューションがノミネートされ、該当企業は15分間のプレゼンテーションを行い、最後に、OEMの投票および審査員の評価により受賞企業が選ばれます。
エボニックのテクニカルマネジャーであるケビン・リー(Kevin Li)は、車両の軽量化設計と室内気質の両方において、ますます厳しくなる要件を満たすVESTALITE® S硬化剤を紹介しました。
「VESTALITE®S硬化剤とエポキシ樹脂の組み合わせにより、SMC材料は、最小限の放出値で構造的軽量用途向けに迅速かつ簡単に処理できます」とエボニックのクロスリンカー事業部で複合材料と接着剤のマーケティングを担当するライフ・イッカート(Dr.-Ing. Leif Ickert)はコメントしています。
エポキシ硬化剤VESTALITE®Sは、高性能シートモールディングコンパウンド(SMC)の技術的特性と作業性を向上させます。これにより、車両設計の自由度が高まり、eモビリティや自動車の軽量化構造での使用に適した複合材料が作られます。
* International Green Auto Lightweight Technology Alliance(IALTA)について
中央ヨーロッパ自動車材料員会、BMW AG(ドイツ)、欧州自動車サプライヤー協会、APIMC自動車軽量化技術委員会を主要メンバーとするIALTAは、ヨーロッパ・ポーランドで2005年に設立され、アジア太平洋地域の本部は中国・上海にあります。IALTAのミッションは、軽量化技術製品を開発するメンバー企業を増やし、中国、EUおよびアジア太平洋の自動車軽量化技術と部品産業をサポートし、製品の国際貿易の協力と開発を促進することです。
(本プレスリリースは、2020年1月15日に配信されたものを翻訳・編集しています)
エボニック インダストリーズについて
エボニックはスペシャルティケミカルの世界的リーダーの1つです。専門性の高いビジネス、顧客中心の革新的な技術力、信頼できるパフォーマンス志向の企業文化は、エボニックの企業戦略の根幹であり、収益性の高い成長と持続的な企業価値向上に貢献します。エボニックが優位性を誇るマーケットから企業利益の多くはもたらされています。100カ国以上で事業を展開し、2018年度の従業員が32,000人を超える継続事業の売上高は133億ユーロ、EBITDA(金利・税金・償却前利益)は21.5億ユーロを計上しました。
クロスリンカーについて
クロスリンカーは、コーティングと接着剤、および高性能エラストマーや複合材料向けに幅広い製品を提供しています。イソホロン化学に基づいた製品に加え、常温・熱硬化用途向けのアミン硬化剤など、優れた機械的強度、耐久性、耐薬品性、接着特性により、主に工業用途で使用されています。
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