船底防汚塗料中の殺生物剤の含有量を低減
エボニック、新タイプのシリカVP4200を発表
エボニック インダストリーズ(本社:ドイツ、エッセン)は、フュームドシリカAEROSIL®シリーズに新たに「VP 4200」が加わったことを発表します。
- 殺生物剤の含有量を減らしながら同程度の性能を実現
- 殺生物剤の放出をコントロール
- 増粘効果が低く、混ぜやすい
VP 4200は、亜酸化銅を含む船底防汚塗料をより環境に優しい処方とする遊離水酸基を備えた構造のシリカで、CDPとSPCコーティングに対応します。(CDP = 自己崩壊型ポリマー、SPC = 自己研磨型塗料)
さらに、Cu2O(亜酸化銅)と組み合わせることで、殺生物剤の放出を制御することができます。塗料成分100重量部に対し、Cu2O を10 重量部とVP 4200 を4 ~6 重量部の処方で、最大でCu2O を50 重量部の標準タイプと同程度の性能を発揮します。
VP 4200は、増粘効果が比較的低いことから、特にTEGO® Dispers 1010と組み合わせると、より多くの配合量を混合しやすくなります。
本製品の技術、規制、安全性データシートなど詳しい情報は、www.coating-additives.com でご覧いただけます。
(本プレスリリースは、2021年1月14日にドイツで発表されたものを翻訳しています。)
エボニック インダストリーズについて
エボニックは、100ヵ国以上で事業を展開するスペシャルティケミカルの世界的リーダーの1つです。2019年度は、131億ユーロの売上、21.5億ユーロの営業利益(調整後EBITDA)を計上しました。革新的で収益性の高い持続可能なソリューションをお客様に提案するために、私たちは化学のその先を目指します。「毎日の暮らしを豊かに」という同じ目的のもと、32,000人以上の社員が働いています。
アジア・パシフィック・リージョンについて
エボニックは、世界経済を牽引し、イノベーションの宝庫であるアジア・パシフィック・リージョンで更なるビジネスの成長を目指しています。2019年度は、28.7億ユーロの売上を計上し、50以上の製造拠点で5,000人以上の社員が働いています。
スペシャルティアディティブスについて
スペシャルティアディティブス部門は、様々な用途の添加剤と高性能架橋剤の事業で構成され、付加価値や耐久性、省エネ性能を付与することで最終製品の価値を高めます。コーティング、モビリティ、インフラストラクチャー、消費財など急速に成長している市場における配合の専門家として、スペシャルティアディティブスはわずかな量で大きな効果を生み出します。2019年度は約34億ユーロの売上を計上し、約3,700人が働いています。当部門は、エボニック オペレーションズGmbHの一部です。
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