コンプライアンス
エボニックは積極的にグローバル展開している企業として、各国の法的規制と文化的基準を順守する義務があります。世界中で事業活動を行っているエボニックは、各地で適用されるすべての規則を確実に順守しなければなりません。国際的なビジネスで成功を収めるには、多くの異なる法的要求事項と文化的慣習に細心の注意を払う必要があります。
取締役と管理職だけでなく、従業員一人ひとりが日常業務の隅々にいたるまでコンプライアンスを適用し、忠実に順守しなければなりません。すべての社員がエボニックの社内イメージと対外的イメージを形成しており、信頼されるパートナー企業や魅力的な雇用主としての評判を決定付けています。
エボニックは創業当初からコンプライアンスを極めて重視しており、最優先事項に位置付けてきました。従業員の日常業務をサポートし行動指針とするため、取締役会は2007年に行動規範を裁可しました。この行動規範は、エボニックグループのコンプライアンス活動の包括原則であり、世界中の全従業員が必ず順守しなければならない最低必要条件を定めています。
しかし、会社および社員の適切な行動を徹底する努力はこれにとどまりません。エボニックはあらゆる適用法、社内規制、倫理規範を守るべく全力で取り組んでいます。なぜならば規制に少しでも違反すると、企業の長期的な信頼性が損なわれてしまうからです。
コンプライアンス違反を防止するため、エボニックのコンプライアンス責任者はグループ全体で総合的な研修を実施しています。国内および海外の関連施設で行われている講習会に加え、エボニックは行動規範に関するeラーニングの訓練プログラムを提供しており、これまでに1万人以上の従業員が受講しました。新入社員は実習1年目にターゲットグループ別にコンプライアンスに関するトレーニングを受け、規制順守に関する情報を学びます。