エボニック、自然派化粧品向けのサステナブルな商品、ECOHANCE® Soft Baobabを発売  

• UNCCDとグレート・グリーン・ウォール・イニシアチブの協力を得て開発された高品質のバオバブオイル 
• フェアワイルド（FairWild™）認証により、野生植物の採取において持続可能性と社会的基準が満たされていることを証明
• 次世代の代替原料を使用したエボニックのECOHANCE®プログラムに加わった最新製品
   

国連砂漠化対処条約（UNCCD）との協力のもと、エボニックはグレート・グリーン・ウォール・イニシアチブを支援しています。この取り組みを通じて、バオバブオイルの調達が地元の生態系の保護につながり、確実な社会的・経済的プロジェクト支援を実現できるようにしています。ECOHANCE® Soft Baobabは、先ごろフェアワイルド財団（FairWild™ Foundation）の認証を受けました。

エボニックのECOHANCE®プログラムは、化粧品業界がプラネタリー・バウンダリー（地球の限界）という安全な活動領域にビジネスとソリューションを移行できるようにするための循環型ソリューションを提供します。エボニックのライフサイエンス事業であるニュートリション＆ケア部門に属するケアソリューションズ部は、化粧品業界にとってサステナビリティに優れたスペシャリティパートナーとして、バリューチェーン全体において、企業が二酸化炭素排出量を削減し、エコロジカルでソーシャルなハンドプリントを増やせるよう支援しています。

ケアソリューションズ部の責任者であるヤン・デルベ（Yann d'Herve）は、「サステナビリティは私たちの原動力であり、コラボレーションによって私たちの姿が形作られているのです。ECOHANCE® Soft Baobabは、当社が環境と社会的責任というコアバリューをどのように守っているかを明確に表現しています。私たちは強力なパートナーと提携し、今までにない新しいサプライチェーンを構築しました。これにより、当社の顧客である化粧品メーカーは、持続可能で高性能な自然派化粧品に対する需要の高まりに応えることができるのです」と述べています。

ECOHANCE® Soft Baobabはこのほど、フェアワイルド（FairWild™）財団の認証を受けました。同財団は、持続可能な野生生物採集に関する生態学的、社会的、経済的要件に対応する11の原則と29の基準に従って、企業と製品の認証を行っています。ECOHANCE® Soft Baobabは、フェアワイルド認証を受けたことで、トレーサビリティと透明性のあるサプライチェーンが証明されました。FairWild™認証には、認定された認証機関による年1回の監査が義務付けられています。

ECOHANCE® Soft Baobabは、西アフリカのサヘル地域に生息するバオバブの木の実の種子から抽出されます。バオバブの木は痩せた土壌で育ち、暑さと干ばつに耐えるため、サヘルには欠かせない植生であり、砂漠化の防止に役立っています。野生で収穫されたバオバブの実は、採集者まで追跡することができます。この地域で責任あるバオバブオイルの調達を行うことで、エボニックはサヘル地域の回復と保全を目指す「グレート・グリーン・ウォール・イニシアチブ」の目標に貢献しています。

エボニックのECOHANCE®プログラムは、化粧品業界に循環型ソリューションを提供することを目指して2019年に開始されました。ECOHANCE®は、性能に妥協することなく、ソリューションのライフサイクル全体を考慮し、次世代の代替原料の増加と改善を確実にすることを目指しています。ECOHANCE®ソフト・バオバブの発売は、オリーブ油残渣のみを原料とした乳化剤ECOHANCE® Care PS3、環境に優しい多機能増粘剤ECOHANCE® Remo XPの発売に続くものです。

エボニックのケアソリューションズ部は、調達、製造、革新的プロセスから設備投資やM&Aの決定に至るまで、サステナビリティをすべての活動の中心に据えています。同部は、化粧品市場向けに、スキンケア、サンケア、カラー化粧品、ヘアケア、クレンジング、機能性成分、代替防腐剤、製剤安定化などの分野に特化しています。

（本プレスリリースは、2023年11月 30日付で本社から発行されたプレスリリースを翻訳しています。）